近畿産業信用組合は、近畿地方を中心に展開している信用組合です。
2013年には総預金が信用組合の中で日本一を達成し、それ以降も業績を伸ばし続けているので注目を集めています。
今回は、そんな近畿産業信用組合の概要や沿革、サービス内容、独自の取り組みなどについてご紹介していきます。
近畿産業信用組合がどのような組合なのか気になっている人は、ぜひご一読ください。
Contents
近畿産業信用組合の概要
近畿産業信用組合は、どのような組合なのでしょうか?
まずは、組合の概要やこれまでの沿革について見ていきましょう。

組合概要
近畿産業信用組合は、1953年9月1日に創業されました。
本店の所在地は大阪府大阪市中央区淡路町2丁目1番3号です。
現在、理事長は大本崇博氏が務めており、副理事長には徳山明夫氏、千原芳浩氏が就任しています。
営業区域は近畿地方を中心とした大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、和歌山県、奈良県、岐阜県、長崎県(五島、壱岐、対馬を除く)となっており、店舗は全部で33店舗あります。
近畿産業信用組合の注目すべき点は、その驚異的な経済基盤や資金力です。
預金は1兆3,521億円、貸出金は9,424億円と他の信用組合と比べてもトップクラスを誇っています。
出資金は272億円、自己資本比率においては11.01%と、国内基準で求められている2.7倍もの数値となっています。
こられのデータから、近畿産業信用組合の財務内容が健全であると証明されているのです。
沿革
近畿産業信用組合の主な沿革は以下の通りです。
1953年9月1日…芸術家、芸能家、芸術愛好家の職域信用組合として、近畿産業信用組合の前身である「日本芸術家信用組合」が設立される。
2001年5月28日…信用組合大阪商銀を事業譲受し、名称が「近畿産業信用組合」に変更される。
2002年5月27日…信用組合京都商銀を事業譲受する。
2002年6月17日…信用組合関西興銀を事業譲受し、本店事務所を大阪市天王区筆ケ崎町2番8号に移転する。
2006年6月12日…長崎商銀信用組合と合併
2013年3月31日…総預金が信用組合日本一達成
2017年3月31日…実質業務純益 100億円達成(103億97百万円)
2019年5月20日…本店事務所を大阪市中央区淡路町2丁目1番3号に新築移転する
個人向けサービス紹介
近畿産業信用組合が提供している金融サービスの中でも、個人向けのサービスをピックアップしてご紹介しましょう。
個人向けサービスは「ためる」、「かりる」、「ふやす・そなえる」、「各種サービス」の4種類あるので、それぞれについて見ていきましょう。
ためる
「ためる」サービスは、普通預金と定期預金に大きく分かれています。
普通預金は、50歳から始める普通預金の「セカンドライフ」や無利息型普通預金の「ブロック」、後見制度支援預金、その他の預金の4つがあります。
また、定期預金はプレゼント付定期預金「‘とらきち’の贈りもの」や宝くじ&懸賞金付定期預金「きんさんドリーム」、「きんさんWeb定期預金」、テレホンバンキングのみで利用できる「てるてる定期」など多くの種類があります。
かりる
「かりる」サービスでは使い道が自由なフリーローンや手軽に引き出せるカードローン、住宅に関する様々な用途に利用できる住宅・リフォームローンなどがあります。
その他にも教育ローンやマイカーローン、身障者福祉ローン、職域サポートローンなどのサービスが提供されています。
ふやす・そなえる
近畿産業信用組合では、投資信託や個人向け国籍、保険などの金融サービスも取り扱っています。
個人向け国籍では、買い方・投資の期間によって2種類から選べます。
保険では、終身保険や個人年金保険、医療保険などの中から必要なものを選べます。
各種サービス
その他のサービスとしては、以下のようなものが挙げられます。
・きんさんダイレクト
・テレホンバンキング
・他行ATM利用手数料0円サービス
・年金倶楽部
・きんさん倶楽部
・Pay-easy(ペイジー)
・国税ダイレクト納付
・地方税共通納税システム
・Bank Pay(バンクペイ)
・Web口振受付サービス
法人・事業主向けサービス紹介
近畿産業信用組合が提供している法人や事業主向けのサービスをご紹介します。
法人・事業向けのサービスは、「ためる」、「かりる」、「各種サービス」の3種類です。
ためる
「ためる」サービスは、普通預金と定期預金、定期積金に分かれています。
普通預金では預金保険制度による無利息型の「きんさんブロック」が人気です。
定期預金にはスーパー定期預金や大口定期預金があります。
定期積金は法人・個人事業主限定の金融サービスで、一般的な定期積金よりもお得な金利が設定されています。
かりる
「かりる」サービスでは、法人・個人事業主に向けたローンがあります。
最高1,000万円まで担保不要の「きんさんビジネスローン」や外国籍オーナー企業向けの「きんさんWelcomeローン」、事業資金にりようできる「きんさん地域企業応援ローン」など、近畿産業信用組合独自のローンも多くあります。
各種サービス
その他の各種サービスは以下の通りです。
・きんさんビジネスダイレクト
・ビジネスマッチング
・国税ダイレクト納付
・地方税共通納税システム
・Pay-easy
・でんさいネット
・きんさんWeb自動集金サービス
・ファームバンキング
近畿産業信用組合の独自の取り組みを紹介!
近畿産業信用組合は常に利用者のニーズを追求し、地域の人たちから喜んでもらえるようなサービス提供や商品補充に力を入れています。
近畿産業信用組合が独自に行っている金融サービスの中から、2つご紹介しましょう。
プレゼント付定期預金‘とらきち’の贈りもの
近畿産業信用組合が提供している定期預金サービスの中には、プレゼント付き定期預「‘とらきち’の贈りもの」があります。

‘とらきち’とは、マスコットキャラクターのトラの男の子です。
‘とらきち’の贈り物の預入期間は1年で自動継続となっており、契約期間中はずっと、年6回にわたりブランド米(新潟県産コシヒカリ)が毎年送られてきます。
預入金額は最低500万円以上で、500万円ごとに年6袋(2kg×6回)のお米が届く仕組みです。
宝くじ&懸賞金付定期預金「きんさんドリーム」
近畿産業信用組合の定期預金サービスでは、宝くじ&懸賞金付き定期預金である「きんさんドリーム」も人気です。
きんさんドリームは10万円から預入が可能な定期預金で、10万円ごとに1本の抽選権利がついてきます。
抽選に当たると、最高100万円の懸賞金や、100枚の宝くじがもらえるサービスです。
テレホンバンキングとインターネットバンキングのどちらからも契約できます。
抽選は6月と12月、契約満期日の毎年3回行われ、満期日には自動的に継続されるので、新しい抽選権利が得られます。
まとめ
近畿産業信用組合は、近畿地方を中心に金融サービスを提供しており、日本最大の預貸金量を誇る広域信用組合となっています。
1953年の創業から70年以上経った今でも業績を伸ばし続けており、今非常に勢いのある金融機関と言えます。
理事長は大本崇博氏、副理事長は徳山明夫氏、千原芳浩氏が務めており、これらのトップの経営手腕の素晴らしさも窺えるでしょう。
地域の人々からも信頼され愛されている理由は、国内の信用組合の中でもトップクラスの業績や資金力に加え、提供されている多種多様なサービスにあります。
近畿産業信用組合は地域社会に貢献する営業姿勢を持っており、利用する顧客目線のサービスやオリジナル商品を多く提供しているのです。
今回ご紹介したように、利用者のニーズを常に追求している組合なので、これからも業績を伸ばしていくでしょう。
ぜひ、今後の近畿産業信用組合にも注目してみてください。
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