~感動のそばに、いつも。~ 『交流文化産業』へと進化し続けるJTBグループ

《この記事については、アフィリエイト・取材費の提供等を目的として掲載をしています》


こんにちは!本日は、『総合旅行産業』から『交流文化産業』へと進化し続ける大企業「JTBグループ」についてまとめます。「JTBグループ」は、国内と国外合わせて170社ものグループ会社を持っている日本屈指の大企業です。旅行事業が有名ですが、JCBの仕事は「旅」だけではありません。世界中の人々との「交流」を仕事にして進化し続けるJCBグループの魅力に迫ります。

 

会社概要

JTBグループは日本を代表する旅行会社です。JTBとは、”Japan Travel Bureau”の頭文字であり、直訳すると”日本交通公社”となります。

業種は「サービス業」を主としており、1963年に設立されました。1963年に財団法人日本交通公社の営業部門を分離して独立させる形で民営化されたことを嚆矢としています。

創業以降、旅行に関する様々な試みを行っています。近年の活動内容は旅行だけではなく旅行関連の事業も幅広く行っています。ソーシャルビジネス事業、グローバル事業、地域活性化事業、さらにM&Aによる積極投資にまで手を広げるに至っています。

 

事業内容

JTBの事業内容の強みは、他の旅行会社を圧倒する「安定した総合力や基盤を持って旅行事業を展開していること」が挙げられます。JTBの売り上げ規模は他旅行会社を圧倒しており、海外旅行、外国人旅行、国内旅行、全ての分野でJTBは不動の一位を保ち続けています。JTBは海外展開も図っており、2018年現在では30か国を超え、500を超える拠点で進出を果たしているとのデータがあります。M&Aや事業投資によるノウハウの獲得や、これまでのノウハウを活かしたコンサルティング事業なども好評で強みであると考えることが出来ます。

 

職場環境

JTBで働いている人たちの口コミ・評判を調査すると、概ね平均値あたりかやや平均値より高めな評価が多いように見受けられます。

特に全体的に法令遵守意識の高さを高く評価している人は多く、例えば「残業した分は全て出る」、「有給休暇もほぼ全て使える」などといった点を挙げる人をよく見かけます。

社風に関しては、挑戦する文化はあるものの、良くも悪くも日本の大企業らしく年功序列制度が根強く残っているようです。給料は旅行会社の中では高いが、全業界を照らして考えるとあまり高いとは言えないという意見もあります。

JTBの企業文化や組織体制に関しては評価が分かれており、

自分なりの発想とロジックを伴った事業構想を持っていれば上層部も面白がって引き上げてくれる風土になってきていると思います。旅行業のモデルが崩れてきているからこそ面白い業界だとも考えられます。

と挑戦する風土があるとする一方で、

JTBは日本交通公社の時代から考えると創業100年を超える会社であるだけあって良くも悪くも日本企業らしい縦のラインを重んじる風土があります。また、保守的で新しいことを始めるにはかなり時間がかかります。

まったりしていて変化に素早く対応する雰囲気はあまりありません。

と反対とも思われる意見も見受けられます。

給料や待遇に関しても、良い評価をする人と悪い評価をする人に分かれます。

新卒から3年目くらいまで年収370万円前後、30代係長で550万円前後、40代課長で700万円前後、部長で1000万円以上が目安です。コンプライアンス意識が高く、残業代や、有給休暇は100%消化出来ます。

人気の割には給料は低い旅行業界ではかなりの高水準だと思います。

と標準以上の待遇と、コンプライアンスの高さからくる有給使用の簡易さを述べる意見がある一方で、

給与水準が高い業界と比べると高いとは言えません。

上が詰まっているため、40代以降は昇進・昇格が難しく、昇給もほとんどありません。年齢とともに他業界と差が開いていきます。

と、40代あたりまでは一定までは給料が上がるが、その後は難があることを懸念する意見もあります。

また、近年では働く人に非正規が増えているようで、

契約社員でも様々な業務の経験を積むことが出来ます。また、契約社員から社員へと昇級した人もいます。

と好意的な意見がある一方で、

ずっと働きたかったのですが、契約が切れて働き続けることが出来ませんでした。

と少し気になる意見もあります。

JTBは、全体的に働きやすさは業界内では高評価ですが、他業界と比べると若干不満が残るという意見が散見されます。また、業務が大変なのに対価が低いことを嘆く意見もありますが、他旅行会社と比較すればゆったりしているとの意見もあります。

しかし、総じて全体としてはやや好意的な意見が多いと思われます。

 

サービス

JTBの商品やサービスの口コミ・評判は長らく続いている企業だけあって定評があり、非常に高い満足度を示す方が多いです。ただ、利用者も従業員も多い為か、中には不満しかないとする意見も見受けられます。基本的に多くの方を対面で相手にするということがメインの仕事だと考えられます。人を対象としたサービスで、要望も期待も様々であるためなかなか全員の高い満足度を得るのは難しい業界なのかもしれません。JTBの旅行業界の顧客満足度は概ね上位に位置しています。

総合的な観点から見て、

国内旅行を他社と比較して、料金・サービスが最もJTBさんが良いと思います。例えば、ユニバーサルスタジオジャパンに行った時は、JTB利用客用の専用ブースがありました。また、ディズニーランドに行ったときは、JTB利用客専用のリムジンバスが空港から出ていました。記念撮影などのサービス面もJTBさんはさすがだと思わされました。

費用はやや高めですが、最低ランクのホテルを利用した場合も結構満足出来る良いもので、ツアー限定の現地無料バスが走っていたり、現地の日本語デスクがあったりと、サービスやサポート体制は旅行会社で高いレベルにあると思います。旅行初心者でもとても安心出来る内容です。

とサポート体制の充実ぶりを評価する意見が多く見受けられます。

しかし一方で、

激安ツアーの多い会社と比べると費用が高いです。ホテルのグレードは他旅行会社よりも高いのですが、価格もそれに比例して高くなります。

という意見もあり、価格面での不満もない訳ではありません。

また、対応の良さを評価する意見もあるものの対応する人の多さからか、一部の方の対応に不満を感じる意見もあります。例えば、

常に上から目線で話しているように感じます。口では間違いに対して申しわけありませんと言っているが、本心とは思えませんでした。

店頭でツアーを組むのも、入金の手配をするのも全ての対応が遅くて不親切に感じます。

理由や原因を聞いているのにいい訳ばかりでJTB側に問題はないことを主張します。

といった意見があります。旅行では、申し込みの窓口で対応する人やバスなどを運行する人、ガイドをする人、現地に着けばホテルの従業員さん、さらに周囲の人たちと多くの人と関わらなければなりません。また、手配に関係する人もどうしても多くなります。関係者が多いゆえに全く不満を持つことなく旅行が終えられることは難しいからとも考えられます。

 

まとめ

JTBで働く人の多くは旅行が好きで入った人であり、大企業の良さである安定性と待遇に平均以上の満足度を示す人が多いように見受けられました。「働く人は比較的おっとりしていて良い人が多い」との評価も多く見かけます。ただ、待遇全般は平均よりは良いと感じてはいるものの、「加齢につれて大きく昇給しない」ことや、「業務量の多さの割にはあまりよくない」との意見もあり、懸念事項がないわけではないようです。社会変動に合わせて組織変革も少なからず求められるようになっており、これからは徐々に変化していく兆しもあるようです。挑戦する風土も以前よりは歓迎されるようになっているように思われます。

サービスは、新興の旅行会社で見かける格安パッケージプランなどはなく、費用は若干高めのものが多いもののその分サポート体制などが整っており、初心者でも満足できる行き届いたプランへの評価が高いようです。その反面、多くの業者や関係者と多くかかわる関係からか、「何かあった場合のフォローが難しくなり、結果対応出来なかった」という事態が発生しているようです。そのことに対しては、厳しい意見も見られました。柔軟な対応が出来ていないとされている部分は、今後のJTBの課題といえるのかも知れません。