企業の評判DBをご覧いただき、ありがとうございます!編集部のしまじろうです。
今回は、アセントロボティクス株式会社の評判について調べてみました。
■評判の機会を作ろうPJとは?
まだまだ規模が小さく、サービス・商品・採用系の評判が存在していない(又は少ない)企業をピックアップして、今後の「評判」の増加に貢献しようというプロジェクトである。
本題に入る前の「問いかけ」はこちら。
「何年後に自動運転機能を持った自動車が普通に走る時代が来ると思いますか?」
もう何年も前から現実味を帯びてきている話題かと思います。
人口知能の精度が飛躍的に工場し、各社が競うように人工知能の活用に動き始めています。そして、人工知能を活躍が期待されている最も熱い市場が「自動車」と言っても過言ではないと思います。
アセントロボティクス株式会社はレベル4の完全自動運転車を完成させることに取り組んでいる企業です。
HPにも「最先端AI技術で自動運転の未来を創造します」という文言があり、自動運転に本格的に取り組んでいることが分かります。
BtoBですので、ネット上の評判はあまりないかと思いますが、様々な角度から分析して自動運転などの可能性や強み等を見ていきたいと思います。
Contents
どんな会社?アセントロボティクスを知ろう!!

3D空間から疑似データを取得
アセントロボティクスの強みを掘り下げて見ていきたいと思います。
2020年までに人通りが多く狭い日本の道路環境に対応可能な完全自動運転を実現することを目標としています。2020年ですからあと丸2年ですね。
実現するかどうかは分かりませんが、あと2年立ったら無人の自動車が普通に車道を走っている時代が来るのですね…。映画の中でしか見たことがありませんが、そんな時代がくるとは。
話がそれましたが、2020年までに実現するために非常に重要になるのが、様々なパターンをAIに学習させて精度を高めていくということです。
Googleでは、実際に街を作ってしまって、テストを繰り返しているようです。
アセントロボティクスは、街を作らずとも、、AIが無数のパターンを創り出して学習できるという技術を生み出したわけです。AIがAIを作るみたいな話もありましたが、更に複雑な時代に入ってきましたね…。
学習スピードが飛躍的にアップ
上記にアセントロボティクスの強みを記載しましたが、AIが分からない人でも、理解できると思います。
色々なパターンを勝手に生成してくれて、それを学習させていくのと、実際の街を走行して学習させていくのでは、学習スピードに雲泥の差があることぐらいは分かります。
Googleのように、街を作らなくても良いですから、コスト的や手間も大幅に削減できます。これ、どの業種でもニーズありそうですよね。
アセントロボティクスのほうでも、「主に」自動車メーカー向けと言っていますが、産業用ロボット向けAIも視野に入れているようです。
人材の宝庫
少し会社の人材にもフォーカスしておきたいと思います。米国、カナダ、中国、インド、ドイツなど世界10カ国以上から集まったエンジニア約20人がいて、開発にあたっています。
代表の石﨑 雅之さんは、デロイトトーマツコンサルティングの執行役員だった方です。 共同創業者のフレッド・アルメイダさんはIT 業界、エンタープライズ・レベルのAI 分野において長年の経験を有し、Salesforceにおいて上級職を務めた方です。
VRを利用した学習

VRを活用した学習
同社の強みをもう少し掘り下げてみたいと思います。
日経ビジネスで特集がされていましたが、VRのヘッドセットを装着してハンドルを握って、走行のシミュレーションをしています。
敵対的生成ネットワークという手法で、運転中に経験するかもしれない「シナリオ」をAIで次々に作り出しています。AIが仮想の風景を創り出して、VRのヘッドセットに投影しているという仕組みになっています。
例えば、いきなり脇道から自転車が飛び出してきたり、子供がボールを追いかけながら飛び出してきたりと、様々なパターンをAIが創り出して、AIに学習させています。
海馬を応用?
日経ビジネスの中では、非常に興味深いことが書かれています。
結論から言えば人間の「海馬」を応用するというものなのですが、AIは一度消えた物体の存在を消去してしまう、と書かれています。
人間は消えても、そこに存在があるかもしれないという認識をしているわけで、実際にスピードを落としたり、注意して確認したりするわけです。
この感覚がAIにはなく、それをAIにも取り入れようしているようです。 確かに自動走行をしていて、人間と同じ感覚で危険を察知できるようにならないと、事故ばかりが起きてしまうような気がします。
自動運転には不可欠な技術と言えそうです。
今後の可能性を予測

さて、この企画では、上記で記載した評判情報を客観的な視点から一刀両断しようというものです。
別の産業で考えてみよう
今は自動車産業でアセントロボティクスの技術が活用されていますが、別の産業だとどうなんでしょうか。
例えば、パイロットの訓練だとどうでしょう。
自動車走行においてあらゆる経験ができるということは、飛行機でも同じことが言えそうです。ましてやパイロットなんかだと、万が一のことがあってはいけないので、基本的に危険な経験をすることはないわけです。
万が一の場合、どのように対処して良いか、ベテランでも分かっていない場合が多いのではないでしょうか。
アセントロボティクスの技術を使って、色々な危険パターンを創り出して訓練をしていくことで、格段に危機管理対応能力が向上しそうですよね。
ゲームにも応用可能?
面白そうだなと思うのが、ゲームへの応用です。
いくつものパターンを考えられるということですから、RPGのゲーム等で取り入れられるとネタバレがなく、いつも新鮮な展開を味わうことができそうです。
今のゲームでもパターンがいくつか別れているものってありますよね。
例えば、洞窟に入って分かれ道があって、「右か左どっちを選択しますか?」みたいなものですね。
それぞれ違うアイテムや展開が用意されているのですが、最終的には同じ結末に集約されていくものが多くなっています。
これがAIによって無限にパターンを繰り出せて、無限に結末を生み出せるようになってくれば、こんなに面白いものはないなーと思ってしまいます。
将来について会議をしてみた

この企画は、調査した「評判」をベースにして、会社のこと・商品のこと・サービスのこと等、あらゆるトピックについて自由に議論してみようという企画です。 この項目では、編集部のにっしーとの議論をそのまま掲載したいと思います。
自動運転が実現したら何が便利になるのか?
議論まとめ
少し議論をまとめておきたいと思います。他産業への影響まで話が広がりました。 特に興味深いのは、災害時の活用です。
単なる移動手段としてだけではなく、人ではできない事ができる、行けない場所へ行ける、という観点でも活用が考えられます。 例えば、被爆した地域だと人が救出に行くのはハードルが高いですが、無人の自動車だと可能です。
近くまでいければ、その中に入って身を守るという使い方もできます。 人手が少ない場所に予め自動運転車を配置しておいて、何かあったときに出動させるなんてこともできそうです。
企業情報まとめ

企業情報も簡単にまとめておきます。
社名 | アセントロボティクス株式会社 |
設立 | 2016年9月9日 |
代表者 | 石﨑 雅之 チーフアーキテクト・共同創立者:フレッド アルメイダ |
住所 | 東京都渋谷区広尾1-6-10 Giraffa 11F |
事業内容 | 深層強化学習及び深層学習技術の研究開発 自律制御型各種ロボットシステムのソフトウェア、ハードウェアの研究開発 クラウドコンピューティングシステムとAIアプリケーションの研究開発 |
メディア | 日経ビジネス 日刊工業新聞 など |
著者の視点

ここまでアセントロボティクスについて掘り下げてきましたが、少し今後の展開や可能性が見えてきたのではないかなと感じています。
ニュースで自動運転、AI関連の話題がばんばん出ていて、正直あまり深くまで考えられていませんでした。
今回の調査で、自動走行がかなり現実味を帯びてきていると感じたと同時に、世の中の産業構造が大きく変わる可能性があるということに気づきました。
いち早く市場に完成車を投入するのは自動車メーカーか、Googleか、ウーバーか…。いずれにせよ、部品やソフトは必ず必要になってきますし、自動車以外の産業でも同じようなイノベーションが起きてくるものと思います。
アセントロボティクスも、自動運転以外の分野も視野には入れていると思います。20年頃には海外でIPOをしたいと意気込んでいるぐらいですから、これから自動車メーカーだけではなく、様々な会社と協業していくと思います。
中長期的な視点で、自動車業界の変革とその中のアセントロボティクスの立ち位置がどう変わっていくのか楽しみです。
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