教義を世界中に広めるほか、信者の教化育成、儀式行事の行いなどを目的に法人格を取得した団体を「宗教法人」と言います。
神道系や仏教系、キリスト教系など、あらゆる系統の団体が存在しています。
日本では、神道系と仏教系が多数派を占めていますが、特定の宗教を信仰していない無宗教の人も多いです。
今回は、日本にも数多く存在する宗教団体の中でも、千葉県野田市に本部を置く新宗教「宗教法人霊波之光」について解説していきます。
実際に霊波之光を信仰している方々の評判もご紹介していくので、霊波之光や日本の宗教について興味のある方は参考にしてください。
【この記事はこんな人におすすめ】
- 宗教法人霊波之光について興味がある
- 宗教信者数ランキングを知りたい
- 霊波之光の評判を知りたい
Contents
宗教法人霊波之光について

1954年に波瀬善雄氏が創設した宗教団体が「霊波之光」です。
「霊波(れいは)」とは、霊的な力によって苦しみや病気から救われることを意味する神通力のことを指し、人類の救済と世界平和の実現を教団の目的としています。
自分のための利益信仰ではなく、正しい心を持って他人の幸せを祈ることが教団の教えです。
宗教法人霊波之光を創設した波瀬善雄氏は1984年にこの世を去ってしまいましたが、神の分身や救世主として称され、御守護神様と言われています。
現在は二代様と呼ばれる波瀬敬詞氏が教主として活動を行っています。
【霊波之光が実施する年間行事】
1月 | ・御水取之御儀 生命の源である水を大宇宙神、御守護神様に捧げる行事です。 ・二十之儀 成人の日に実施される行事で20歳を迎えた成人者が対象です。 |
---|---|
3月 | ・御聖神祭 3月7日に行われる行事で、数々の災害から守ってくれる「火伏せの御笹」をもらえます。 前日の3月6日には御聖神前夜祭が開かれ、信仰者による体験発表会などが実施されます。 ・奉霊波感謝祭 御守護神様に感謝するため、天使閣前にある献花台に白菊を捧げる行事です。 |
6月 | ・御内室様の日 6月3日に実施される行事で、御内室様の御高徳に感謝する日です。 ・御聖旅祭 御守護神様が御聖行に旅立たれた日でもある6月8日に行われる行事です。 ・先祖浄霊御祈願 ご先祖様や亡くなられた方々の浄霊御祈願を無料で受けられます。 |
7月 | ・御聖誕祭 御守護神様が御聖誕された7月2日に行われる行事で、御神アズキが御下賜されます。 前日の1日には、御聖誕前夜祭が開催され、体験発表会や体験劇が上映されます。 |
11月 | ・新米奉上式 豊かな実りと食事ができる喜びに感謝するため、新米を御守護神様に奉上します。 本部にあるRHKホールでは、体験劇も上演されます。 また、青年部の部員が作成した作品発表会も実施され、夢溢れる作品の数々を鑑賞できます。 ・七五三之儀 全国にある支部・支所で実施される行事で、子どもが無事に成長していつまでも御守りの中で過ごせるようにご祈祷が行えます。 |
12月 | ・越年前夜祭 12月31日に新年を迎える行事が実施されます。 |
数々の行事が1年を通して開催されており、全国で開催される様々なお祭りにも市民として参加しています。
札幌支部ではさっぽろ雪まつりにも参加し、毎年支部の御神域に大雪像と氷像を制作するほか、雪まつりのメイン会場にも数々の雪像を制作し、お祭りを盛り上げました。
霊波之光の信仰の歩みの第一歩は「参拝」です。
御神域への参拝は信仰者でなくても自由に参拝できることが特徴で、本部にあるウバメ樫庭園には樹齢800~1,000年を誇るウバメ樫の巨木もあり、美しい景観も眺められます。
礼拝堂には御守護神様の御神像があり、毎日多くの方々がお祈りを捧げています。
本部以外にも、支部や支所が北海道から沖縄まで全国各地にあり、信仰者が足を運んでいます。
【霊波之光の概要】
- 本部:千葉県野田市山崎2683-1
- 創立:1954年3月7日
- 創設者:波瀬善雄(尊称:御守護神様)
- 代表者:波瀬敬詞(呼称:二代様)
日本の宗教信者数ランキング

日本には様々な宗教法人が存在しています。
どういった法人が存在しているのか知るためにも、日本の宗教信者数ランキングをご紹介します。
ランキングは経済やビジネス関連の書籍を発刊しているダイヤモンド社による調査です。
◎第1位:神社本庁
神宮を本宗として日本各地にある神社を包括している宗教法人が神社本庁です。
信仰者は約6800万人で、神職数も2万人を超えています。
◎第2位:幸福の科学
1986年に創設された宗教法人で、世界各国に会員組織があります。
信者数は約1100万人で、僧侶数は1万人を超えています。
◎第3位:創価学会
1930年に創立し、人間革命と自他共の幸福を目指す宗教法人です。
約827万世帯もの信者が存在しています。
◎第4位:浄土真宗本願寺派
浄土真宗の宗派の1つで京都府にある本願寺が本山です。
信者数は約690万人で、僧侶数は3万人を超えています。
◎第5位:浄土宗
南無阿弥陀仏の宗派で1175年に開かれました。
信者数は約606万人です。
上記以降には
・第6位:立正佼成会(信者数:約428万人)
・第7位:高野山真言宗(信者数:約410万人)
・第8位:日蓮宗(信者数:約385万人)
・第9位:天理教(信者数:約163万人)
・第10位:霊友会(信者数:約157万人)
と続きます。
霊波之光の評判をチェック

最後に、実際に宗教法人霊波之光に入信している方々からの評判をご紹介します。
中学2年の夏の事です。僕は暑いとたくさん汗をかくので、汗対策をしていましたが、級友から臭いと言われてからかわれ、誰も近寄らなくなりました。
それが、霊波之光の青少年部集会に参加してから変わりました。
翌日突然、担任が家に来て僕の話を聞いてくれ、次の日、学校に行くと、からかっていた級友が謝ってきて、元の楽しいクラスになりました。
秋には、演劇部で部長に選ばれました。
ところが、同学年の部員の取り組み姿勢が違ううえに、顧問が忙しくて相談する時間が取れず、一人で悩み、好きな演劇部を辞めたいと思いました。
そうした時、青少年部集会で教えられた「笑顔とあいさつ」に努め、いつもお祈りするよう心掛けました。
そして3年生になると、演劇部にやる気ある1年生が何人も入部。
顧問がクラス担任になってふだんから話ができるようになり僕の悩みは一気に解決。
一層充実した学校生活になりました。
引用元:https://www.rhk.jp/taiken.html
学生生活では様々な悩みが生まれます。
多感な時期なので、悩みを相談できずに一人で抱え込んでしまう時もあるはずです。
しかし、霊波之光による教えで前向きな考えができるようになったのでしょう。
「笑顔とあいさつ」の教えがあったからこそ、信仰者の周りにいる人たちの心も穏やかになり、物事が前向きに進みだしたのではないかと想像できます。
自営の建築業が、受注減少、価格破壊、取引先破産による工事代金の回収不能、果ては、銀行から返済を迫られるなど大変厳しい状況が続き、ついに経済的にも精神的にも追い詰められ、主な取引先に破産する旨を伝えると、1人だけかたくなに反対し、その方が霊波之光の話をしてくれました。
信仰するつもりはありませんでしたが、私を親身になって心配してくれる暖かさにひかれ霊波之光に行ってみると、素晴らしい所だったので御つながりしました。
そして浄霊御祈願を頂くと、2日後には胃弱と肩凝りの苦しみが全くなくなったのです。
更に、願っていた銀行の融資が受けられ最大のピンチを切り抜け、今では業績が年々上向きとなり喜びで一杯です。
引用元:https://www.rhk.jp/taiken.html
最初は信仰するつもりはなかったようですが、参拝をしたことで前向きな気持ちに切り替わったと口コミを見ると想像できます。
入信後は、体調だけではなく仕事の悩みも解消されたようなので、今後はより精力的に仕事にも打ち込めるでしょう。
また、霊波之光は公式You Tubeチャンネルも運営しています。
You Tubeチャンネルでは、全国の活動の様子やイベント、信者の雰囲気などを知ることができます。
霊波之光の実態を知りたい方、入信を検討している方はぜひチェックをおすすめします。
https://www.youtube.com/channel/UCUW1V72r_zBjBDg9skQ2mYQ
まとめ

宗教法人霊波之光について解説してきました。
特定の宗教を信仰していないと、どんな宗教があるのか知らない方も多いはずです。
しかし、日本には数多くの宗教法人が存在しています。
その中でも霊波之光は、他人の幸せを祈ることを教えとしています。
霊波之光についてさらに詳しく知りたい方は、全国の各支部の活動の様子が視聴できる公式You Tubeチャンネルや行事や日々の出来事についてスタッフがアップしている公式facebookをチェックしてみると良いかもしれません。
また、本部のあるRHKプラザ館1階には「賞歴記念室」が設けられています。
賞歴記念室には、公益に尽くした事への総理大臣からの褒状(ほうじょう)など、霊波之光の社会貢献に対する褒賞(ほうしょう)が展示されています。
具体的には、以下が展示されています。
- お祭りトロフィー/24本
- お祭り賞状/15枚
- マーチングバンドトロフィー/47本
- マーチングバンド賞状/36枚
- 感謝状、日本赤十字社/×3枚
- 感謝状、社会福祉法人千葉県共同募金会
- 褒状、内閣総理大臣中曽根康弘/×2枚
- 褒状、内閣総理大臣橋本龍太郎
- 表彰状、流山市長井崎義治
全国の支部の建物、支所の落成記念品や準青年部鼓笛隊の大きな舞台や全国の市民祭りでの高い評価がわかる数々のトロフィーが展示されており、霊波之光のこれまでの活動や歴史を知ることができます。
評判にもあるように、「笑顔とあいさつ」は生きる上で大切な要素です。
現在悩み事がある方は、霊波之光の教えでもある笑顔とあいさつを心掛けた生活を続けてみてはいかがでしょうか。
温かな心を持ち続けると、余裕が生まれ物事をより前向きに考えられるかもしれません。
コメントを投稿するにはログインしてください。