アールエスアセットマネジメントは、日本全国に多くの再生可能エネルギー発電設備を設置しています。
現在設置されているものも多いですが、施工中や準備中の案件も多く存在しているのです。
そのため、アールエスアセットマネジメントは今後もさらに大きな実績を残すことが期待されている会社だと言えます。
今回は、そんなアールエルアセットマネジメントの実績について詳しくご紹介しましょう。
会社概要や再生可能エネルギー発電のメリット・デメリットについてもご紹介していくため、再生可能エネルギー発電に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

アールエスアセットマネジメントはどんな会社？

アールエスアセットマネジメントは、太陽光発電やバイオマス発電、風力発電などの再生可能エネルギーを活用した発電設備の設置などを行っている会社です。
まずは、アールエスアセットマネジメントの会社概要から見ていきましょう。

アールエスアセットマネジメントの会社概要

アールエスアセットマネジメントは、平成25年3月に設立されました。
主な事業内容は、太陽光発電設備を始めとした再生可能エネルギーファンドに対するアレンジメント事業やインベストメント事業、そしてそれらの事業に関連する業務を展開しています。
主要取引銀行は、りそな銀行・三菱UFJ銀行・三井住友信託銀行・きらぼし銀行・千葉銀行の5行です。
主要取引先には、株式会社SBI証券や京セラコミュニケーションシステム株式会社、株式会社日立システムズ、コスモエンジニアリング株式会社、オリックス株式会社、リコーリース株式会社、大和ハウス工業株式会社などの大手企業が名を連ねています。
大手企業との取引を行っているということは、それだけ将来性のある事業を展開している会社だと言えるでしょう。

アールエスアセットマネジメントの事業内容

大手企業と取引を行っているアールエスアセットマネジメントは、アレンジメント事業とインベストメント事業という2つの柱を持っています。
では、それぞれの事業について見ていきましょう。

・アレンジメント事業
アレンジメント事業は、若いアセットマネージャーを中心に「安全かつ安定した電力供給への貢献」の実現を目指します。
「安全かつ安定した電力供給への貢献」は、アールエスアセットマネジメントの企業理念なので、軸となる目標だと言えるでしょう。
アレンジメント事業には、ファンドストラクチャー業務と運営管理業務の2つがあります。

ファンドストラクチャー業務は安定した収益を得るためのサポートを行います。
特別目的会社によって候補地が選定され、設備の設置工事やメンテナンスも特別目的会社が委託する提携会社によって行われるのです。
そのため、初期投資を抑えるだけではなく、管理にかかるコストも抑えられるというメリットを得られます。
また、特別目的会社が行っている事業は金融機関からノンリコースローン（キャッシュフローができる範囲を超えて返済が要求されないローン）を活用した借入ができる案件だけが投資の対象となります。
その案件にレバレッジをかけているため、投資によるリターンを向上させられるのです。
また、安定した投資を実現するために、社外の会計士や弁護士から助言をもらうことで、最適な投資ストラクチャーを構築しているという点もアールエスアセットマネジメントの強みだと言えます。

運営管理業務は、特別目的会社が資金の運用状況やメンテンナンスの状況を出資者にタイムリーに提供するために行われています。
透明性の高いレポーティングによって、出資者は安心して投資ができると考えているためです。
安定した電力供給を行うためにも、この業務は必要不可欠だと言えるでしょう。

・インベストメント事業
インベストメント事業は、太陽光発電を始めとした再生可能エネルギー発電の設備を保有する特別目的会社に匿名組合出資を行うための事業です。
匿名組合出資を行うことによって、投資のリスクを抑えられるというメリットがあります。
これは、匿名組合出資のリスクは出資持分に限っているためです。
出資者にとって万が一の大きなリスクは怖いものですが、出資持分に限ったリスクであれば納得できるという人も少なくありません。

アールエスアセットマネジメントの事業分野

アールエスアセットマネジメントが行っている事業は、再生可能エネルギー発電に関するものがメインです。
設備を導入しやすいと言われている太陽光発電、限られた資源を効率よく活用できるバイオマス発電、発電コストを抑えられる風力発電の開発に力を入れています。
その他にも、地熱発電や水力発電に関する開発や候補地の選定も行っていることから、さらに幅広い事業を行うのではないかと考えられます。
再生可能エネルギー発電に関する事業から派生したものとして、市場調査やコンサルティング、海外環境ビジネスも行っているのはアールエスアセットマネジメントの特徴的な部分だと言えるでしょう。
海外環境ビジネスは、2017年に設立されたMINE BIOMASS SYNERGIES PTE.LTD.が中心となって行っています。

アールエスアセットマネジメントの実績は？

再生可能エネルギー発電の設備を日本全国に設置しているアールエスアセットマネジメントは、これまでに多くの実績を残してきました。
全国各地に400MW以上の発電容量を持つ設備を設置してきたアールエルアセットマネジメントの実績を、エリアごとにご紹介しましょう。

【北海道・東北エリア】

・青森つがる案件（2.4MW）
・福島天栄村案件（2.3MW）
・北海道日高案件（2.7MW）
・岩手一関案件（12.0MW）
・宮城丸森案件 準備中（28.3MW）
・福島あづま案件 準備中（46.3MW）　など

【関東エリア】

・栃木那須高久案件（0.9MW）
・栃木那須豊原案件（1.2MW）
・茨城常陸太田案件（0.5MW）
・茨城神栖案件（0.2MW）
・千葉山武案件（2.0MW）
・千葉君津案件 施工中（36.1MW）
・千葉茂原案件 施工中（24.0MW）
・千葉袖ヶ浦案件 準備中（2.2MW）
・茨城神栖バイオマス第一案件 準備中（22.1MW）
・茨城神栖バイオマス第二案件 準備中（18.8MW）　など

【中部・北陸エリア】

・富山婦中案件（0.5MW）
・新潟新発田案件（1.3MW）
・石川宝達志水案件（16.1MW）
・長野塩尻案件（0.7MW）
・長野旧塩尻案件（2.2MW）
・愛知美浜案件（0.8MW）
・石川百浦赤住風力発電案件 準備中（7.5MW）
・石川矢駄風力発電案件 準備中（7.5MW）
・石川門前風力発電案件 準備中（7.5MW）　など

【近畿・中国・四国エリア】

・山口平生案件（1.0MW）
・兵庫姫路夢前案件（2.8MW）
・鳥取大山案件（0.5MW）
・山口下関第一案件（3.0MW）
・山口下関第二案件（1.2MW）
・広島安芸高田案件（1.7MW）
・愛媛今治案件 準備中（10.0MW）
・山口柳井案件 準備中（60MW）　など

【九州エリア】

・長崎南島原案件（1.1MW）
・鹿児島指宿第一案件（1.3MW）
・福岡桂川第二案件（2.0MW）
・大分志生木案件（1.4MW）
・長崎佐世保案件（2.1MW）
・長崎雄ヶ原案件（1.3MW）
・大分宇佐案件 施工中（10.3MW）　など

アールエスアセットマネジメントはこのように、多くの発電設備を全国各地に設置しています。
多くの再生可能エネルギー発電設備を設置し、積極的に取り組んでいる背景にはSDGsの目標達成に向けた事業を展開しているということ挙げられます。
自然に優しい発電方法を普及させることで、世界的に深刻さが増している環境問題の解決にもつながっていくと考えられるでしょう。
施工中や準備中の案件も含めると、さらに多くの電力を発電することが期待できます。

再生可能エネルギー発電のメリットとデメリット

再生可能エネルギー発電は、環境にも優しいため非常に魅力的です。
しかし、メリットがあるということはデメリットもあります。
再生可能エネルギー発電のメリットとデメリットについてご紹介していきましょう。

・再生可能エネルギー発電のメリット
再生可能エネルギー発電のメリットには、資源が枯渇せずに済む、日本の地形に合っている、地球温暖化対策に役立つ、緊急時の電源として活用できるといったものが挙げられます。
日本は、石炭や石油などの化石燃料が主なエネルギー源となっています。
しかしこれらの燃料は、地中に埋蔵されている量が限られているのです。
そのため、長く使い続けてしまうと将来的に枯渇してしまう可能性が高いです。
さらに、化石燃料を使い続けると温室効果ガスが発生し、地球温暖化を引き起こす原因になってしまいます。
一方、再生可能エネルギーを活用した発電の場合は温室効果ガスを排出しないため、地球温暖化対策にも役立つと言えるでしょう。
また、再生可能エネルギーを活用した発電は、万が一の緊急用電源としても使えるというメリットがあります。
災害が多い日本において、このメリットは非常に魅力的です。

・再生可能エネルギー発電のデメリット
メリットがあるということはデメリットもあります。
再生可能エネルギー発電のデメリットには、季節や天候などによって発電量にムラが出てしまうことです。
再生可能エネルギー発電は、自然界にある風や太陽の光などを活用して発電しています。
そのため、発電量を人為的にコントロールするのは困難だと言えるでしょう。
また、発電設備を設置できる場所が限られているという点もデメリットになり得ます。
再生可能エネルギー発電を使った発電の効率は少しずつ良くなっていますが、まだまだ既存の発電と比べると劣ってしまう部分があることも否定できません。
さらに改善されていけば、日常的に利用できる発電能力まで引き上げられることでしょう。

アールエスアセットマネジメントは、全国各地に数多くの発電設備を設置しています。
太陽光発電だけではなく、風力発電やバイオマス発電の開発・準備も行っていることから、さらに大きな実績を残すことが期待されます。
アールエスアセットマネジメントがこのように大きな実績を残せているのは、再生可能エネルギーならではのメリットやデメリットについてしっかりと理解しているためです。
今後も、アールエスアセットマネジメントの事業活動から目が離せません。