広く社会に貢献するグローバル企業 住友商事株式会社のサステナビリティ

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こんにちは。いよいよ春が近づいてきましたね。4月からの新生活に胸を高鳴らせている新入社員の皆さんも多いのではないでしょうか。今回は学生に特に人気な企業のひとつである「住友商事株式会社」について調べてみました。住友商事株式会社は、住友グループの大手総合商社です。同社はTOPIX Large70の構成銘柄の一つでもあり、学生に特に人気の企業でもあります。そんな住友商事株式会社の職場環境を調査しました。

歴史

住友自体の始まりはとても古く、江戸時代に住友政友が京都に事業を興したことから始まります。17世紀の江戸時代、住友政友が京都に書林と薬舗を開設したことで、住友の歴史は始まります。政友の残した「文殊院旨意書(もんじゅいんしいがき)」という教えは商人の心得を説いたもので、400年の時が経過した現在も住友グループで継承されています。文殊院旨意書(もんじゅいんしいがき)」には、「信用・確実」「浮利を追わず」という「住友の事業精神」の基礎が描かれており、今も住友グループ内で大切に継承・堅持されています。住友は創始者を大切にしている会社であり、創始者の心得を語り継いでいくことで、住友の精神は変わらず後世に伝えていくようになっています。

住友商事の始まりは、1919年に創設された大阪北港株式会社です。銅鉱山・精錬業とその関連事業を中心に成長・発展していき、日本を代表する大企業へと成長していきます。大阪北港地帯の造成と隣接地域の開発などを行い、不動産経営に当たりました。1944年に株式会社住友ビルディングを合併して、住友土地工務株式会社と改称します。その後1945年11月には、社名を日本建設産業株式会社と改称し、新たに商事部門への進出を図ります。日本建設産業株式会社では、従来関係のあった住友グループ各社の製品をはじめ、各業界の大手生産会社の製品の取り扱いに従事することとなりました。以後、事業活動の重点を商事部門に置き、取扱品目ならびに取引分野を拡大していきます。1949年、東京・大阪・名古屋の各証券取引所に株式を上場しました。

戦後の1950年~1960年代にかけては、経営基盤の確立するとともに海外進出を図ります。1950年にはムンバイに初の駐在員を派遣し、1952年にはニューヨークに米国法人を設立するなど、海外進出への布石を打ちました。1960年代は1人当たりの売上高増大を目指し、大阪・東京の各営業部門を一体化して商品本部制を導入し、鉄鋼・非鉄金属・電機・機械・農水産・化成品・繊維・物資燃料・不動産の9本部を設置し、大型プロジェクトを次々と実現させていきます。1970年~1980年代に海外活動の強化や新分野開拓といった施策などを推進して、より強固な組織へと成長していきます。

1990年~はグローバル連結経営をより深化させ、現時点で国内22カ所・海外110カ所に拠点を持つグローバル企業へと成長しました。全世界にグローバルネットワークを展開させているところとさまざまな産業分野を手掛けているところが住友商事の強みです。

 

事業内容

住友商事の事業内容は多岐に渡ります。国内有数の障子として様々な事業を円滑に進められるよう、様々な商品の卸売りをおこなっています。さまざまな産業分野における顧客・パートナーとの信頼関係をベースに、多様な商品・サービスの販売、輸出入および三国間取引、さらには国内外における事業投資など、総合力を生かした多角的な事業活動を展開しています。金属事業や環境インフラなどの6つの事業部門を主軸にしており、海外へもその事業を幅広く展開しています。様々な分野で太いパイプを持っていることによって一つの方向だけではなく、多角的に提案することによって顧客から最大限の満足度を感じてもらうことが可能です。この総合力が三菱商事最大の強みであると言えるでしょう。例えば、医療の分野においても住友商事は大きな貢献をしており、特にがん研究において様々な面でバックアップをしています。

 

働く人の口コミ

住友商事に就職して実際に働いている人は自分の会社をどのように評価しているのでしょうか。

・有給の消化を会社として推進しているようで、実際に2週間続けて有休を取得した人も居ます。また、繁忙期を除けば年に2回長期的に休暇を取っても断られるようなことはありません。長期休暇を利用して海外旅行に毎年行っている社員もいます。また、海外出張から帰ってきた場合に借り上げ住宅を利用することが出来るので、特に家賃が高い都内に住む場合などはとても助かります。

有給休暇は多くの会社で使うことが無く翌年に繰り越されることが多いのですが、上限が定められているので結局取得した有給がすべて無駄になることがほとんどです。ところが住友商事は有休を年内に消化するようになっているため、まとめて使うことによって長期的に休むことが可能になっています。平日に長期休暇を取得できれば旅行の代金が休日とは比べ物にならないほど安くなるので、海外旅行にも行きやすくなります。また海外にも支社がある住友商事ですから、海外出張をする社員も多いです。海外出張した社員はまた住居を探さなければいけないのですが、借り上げている住居を借りることが出来れば初期費用や家賃を節約することが出来ます。

・とにかく基本給がとても高いです。日本の企業の中でこれだけの給料を社員に支払っている会社はそう多くないのではないでしょうか。残業代もきちんと出してもらえるので、働き方によっては30歳でも年収1000万円をこえることもあります。商社なので飲み会に参加する機会は他の会社よりも多いですが、飲み会では使いきれないほどの大金を手にすることが可能です。

住友商事の平均年収はずっと1200万円以上をキープしています、平均年収で1200万円ですから、社員全員がたくさんの給料をもらっている事がよくわかります。商社は人とのコミュニケーションが大事なので、普通の会社と比べると飲み会が多いですが、これだけ給料をもらっていれば飲み会が多くても日々の生活が苦しくなるようなことはないでしょう。

・残業代が必ず出ることが枷になっているように感じられます。特に若い社員は残業代をもらうことを前提に仕事をしているように見受けられ、時間内に仕事を終わらせようという気がありません。仕事の効率は悪いように感じます。一方で管理職は残業代が出ないので時間内に仕事を終わらせようと仕事は効率よくおこなっている印象です。

残業代が出ることを利用し、わざと仕事のペースを落としている社員も居るようです。仕事の全体的な効率化を目指すのであれば見直しが必要かもしれませんね。

 

消費者の口コミ

一方、住友商事のサービスを実際に受けた人はどのような感想を持っているのでしょうか。

・ネット通販で今回初めて住友商事を利用しました。とにかく商品の種類が豊富で、自分が欲しかったパーツがこんなにたくさんの商品があるとは思わず、逆にどれにしようか迷ってしまいました。価格も店頭で購入するよりもずっと安いです。とても満足のいく買い物が出来たのでこれからも利用しようと考えています。

住友商事はとにかく多角的に事業を展開しています。様々なメーカーから商品を取り寄せることが出来るのは住友商事の強みと言えるでしょう。ですから他のお店とは比べ物にならないほど商品が豊富なのです。

・商品を購入してから2日後に届けてもらうことが出来ました。とにかく早く商品が欲しかったので、迅速な対応にはとても満足しています。

顧客が欲しい商品を早く届けるのは商売の基本中の基本です。住友商事は商売の基本がきちんとできている会社だと言ってよいでしょう。

・新しくマンションを購入しようと考えて住友商事さんのお店に行ったのですが、社員さんの物件を宣伝しようという気持ちが全く感じられませんでした。こちらの質問にもあまり正確に答えてもらえませんでしたし、物件は良かったのですが、社員さんの対応を見て任せて良いのか不安になり、結局利用することはありませんでした。

住友商事は不動産業もおこなってはいるものの、それほど積極的ではないようです。そのため、社員の教育や情熱に不安を感じる人も居ます。生き残るためにはもっと力を入れなければいけないのかもしれません。

・住宅を建設するにあたって今まで使っていた機械では心配になり、住友商事さんを利用することになりました。カタログを見せてもらって長年働いてきている私でも初めて見るような機械をたくさん見ることができ、三菱商事さんのブランド力の高さを垣間見ることができました。一つ一つの機会について、どのような作業をおこなうことが出来るのかを、資料を交えながら説明してもらうこともでき、迷うことなく自分が欲している建設機械をレンタルすることが出来ました。また困ったときは利用しようと考えています。

豊富な商品ラインナップだけではなく、その商品を説明することが出来る能力が商社で働く人には必要です。この口コミを見る限り、住友商事で働いていう社員さんは、自分が取り扱っている商品について理解力を高めようと、しっかり勉強が出来ていることが分かります。

 

まとめ

住友商事で働いている人や、実際にサービスを利用した人の評判をまとめると、働いている人からはとにかく待遇の良さについて高い評価をしている人が多く見受けられました。何より給料が社員全体で平均1200万円という、日本の企業の中でも屈指の高さですし、有給も年内に必ず消化しようと、長期休暇を推進しているくらいです。たくさん休めて給料も多いとあれば多くの人が満足できるのも納得です。しかし一方で、残業代が必ず付くことによる弊害も見受けられます。残業代が付く一般社員の仕事の効率はそれほど良くはなさそうです。

サービス品質についての消費者からの評判も高く、実際に住友商事を利用した人の評価はネット通販を利用した人も、機械のレンタルをした人も商品数の豊富さに驚いています。住友商事は様々な企業への太いパイプを持っているため他のお店では取り扱っていないような商品も販売することが出来るのでしょう。また、商品に関する知識も確かで、専門職の人が納得するくらいきちんと説明できています。しかし一方で、マンションなど不動産事業に関してはあまり良い口コミは見られませんでした。社員に自社の商品を売ろうという情熱が見られなかったという意見や、商品に関する知識が乏しいと言ったどちらかといえば否定的な意見が多くみられました。

中には悪い口コミもみられますが、総じて良い口コミの割合が高かったです。住友商事は3000億円を超える純利益を出している企業ですので、職場環境(給与など)・サービス面ともに充実していると断言してよいでしょう。