今一番乗りに乗っているテレビ局「テレビ朝日」、なぜ好調なのか?

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みなさんこんにちは!本日は六本木の一等地に綺羅びやかにそびえ立つ民法テレビ局「テレビ朝日」を取り上げます。テレビ朝日といえば、熾烈な視聴率戦で日本テレビを脅かすほど勢いのあるテレビ局です。もともとバラエティと報道が強い局でしたが、最近はドラマも高評価を得ているものが増えてきています。そんなテレビ朝日の裏側に迫ります。

歴史

まず、株式会社テレビ朝日の歴史についてまとめました。1957年、テレビ朝日の前身となる「株式会社日本教育テレビ」を設立します。「株式会社日本教育テレビ」は教育番組専門局のような放送局でした。しかし教育番組に対する国民のニーズが乏しく、視聴率はよいものではありませんでした。1973年にようやく総合局としての免許が交付され、1977年に今の株式会社テレビ朝日に改称されます。株式会社テレビ朝日は2003年に六本木の新社屋移転をきっかけにリニューアルし、企業ロゴも一新し、第3の開局という位置づけとされました。当初はかなり苦戦を強いられましたが、第3の開局と称してリニューアルを行った2003年以降は一時期視聴率で業界1位になるなど、変革の波を起こしています。

 

強み

テレビ朝日の事業内容はテレビ放映であり、それに関連する映画製作も行っています。元々東映が開局当初から参加していたこともあり、数多くの映画が作られ大ヒットを飛ばしています。テレビ朝日の強みは今までにないことをやってのけるところにあります。例えば午後10時に月曜から金曜までニュースの帯番組をやることは当時異例であり、視聴率が獲れなかった深夜帯の番組の開拓など多くのことをしてきました。その結果、今でもニュースの帯番組は高視聴率を獲得し、深夜帯の番組がゴールデンタイムに移転して視聴率を残すなどテレビ朝日の躍進に貢献しています。

 

テレビ朝日で働く人々

採用に関する口コミや評判を見ていくと、「休暇は多く、飛び石連休の場合、中日が休日となることも多く、そこは非常に良い。休日出勤している社員も多いが、代休は取得できる雰囲気であるし、もちろんそれなりの手当が出ているので特に大きな問題には感じていない」というものがあります。テレビ局はなかなか休めないという印象がありますが、番組を制作する側のことを指すケースが多く、事務的な仕事をする人はむしろ休みを取りやすい環境にあると言えます。

その番組制作側の働き方ですが、AD時代は自由な働き方ができず外部の制作会社のADと同じような扱いを受けます。しかしディレクターなどに昇格すれば番組制作への裁量権を持ち始めるため、同じように働くにしてもやりがいを持てるようになります。最初の数年だけは地獄のような環境ながら、そこで耐え抜いて結果を出せば、逆に好きな番組をたくさん作れるようになるため、それをどう捉えるかで評判は分かれると言えます。

また、「カフェテリアプランが充実しており、多くの出費に使えるので便利。また各種割引や社内医院(無料)などもあり、全体的にかなり充実していると言えると思う。」という口コミもありました。テレビ朝日ではすばらしい視聴率を叩き出した日の翌日に社員食堂が無料になるというサービスを行うなど、カフェテリアプランの充実ぶりを伺わせるニュースもあります。体調を崩しても無料で診てもらえるというのは何とも心強く、働き甲斐があります。

その一方で気になる口コミも見られ、「全員の階級が開示されており、一見透明性があるが、社歴で自然に上がる・10年目までは皆同じ評価といった驚くべき内容になっている。「評価制度」とは言えないと思う。給与は全員良いので、不要なのかもしれない。」という意見もありました。透明性がある評価制度は若い人がやる気になる一方で、実質的な年功序列状態になっていることを指摘しており、成果によって給与を上げてほしい人には不満がある制度かもしれません。

テレビ局によって違いはあり、テレビ朝日のように福利厚生がしっかりしているところもあればそうでないところもあります。特に近年のテレビ朝日は業界で1位2位を争う状態が続き、過去の活動内容を見てもそこまでの状態はありませんでした。こうした中で福利厚生面の充実だけでなく、給与面での手厚さなどを見ていくと、これらの口コミは当然のものであると言えます。

 

視聴者の口コミ

テレビ朝日では毎年夏にテレ朝夏祭りを行っています。テレビ朝日の番組とコラボした商品やイベントなどが開催され、開催中はテレビ番組の収録が行われるなど大盛り上がりです。口コミには、「テレ朝夏祭りに行って来ました。広場のたくさんのドラえもんから歓迎されました。」というのもあります。テレビ朝日のシンボルとも言えるドラえもんに会いに来る人は非常に多く、毎年制作されるドラえもんやクレヨンしんちゃんの映画には注目が集まり続けます。

一方で、多くの高視聴率ドラマを輩出するだけでなく長く放送し続けるドラマが多いのもテレビ朝日の特徴です。評判を見ていくと、単純に面白いというものもあれば、長く放送しているものに関しては、最近つまらなくなった、昔の方がよかったというのも散見されます。これは長年放送されている番組に対しては必ず出てくるものであり、どこまで鵜呑みにすべきかは難しい部分です。テレビ朝日には数多くの長寿番組があり、うまく放送し続けることにも長けています。

テレビ朝日の商品もサービスも結局は番組に絡むものが多く、おのずとその評判もそこに偏ります。中でも、ニュースに関しては絶賛する意見と辛辣な意見が非常に目立ち、活発な意見が繰り広げられている印象です。夜10時から放映されているニュース番組は出演者を変えながら30年以上放送し続けていおり、報道のスタンスや切り口などは時に賞賛を集め時に非難されるなど、テレビ朝日を象徴するような番組になっています。

テレビ朝日にはチャレンジ精神がつきものであり、例えば長寿番組である徹子の部屋の放送時間を変更するなど、これまでお茶の間の人が見ていた時間帯から変えて、流れを変えようとしています。多くの深夜番組を潰して深夜に帯番組を作ったこともあり、その時はそのやり方に非難が集まりましたが、このような変革を迷わずにできるところに強みがあります。最近ではインターネットテレビにも力をいれ、資本参加しているのも特徴です。

このように時代やニーズに合わせて変化を行い、これまでの歴史を大事にしながらも時に流れを壊して新しいものを作り出してきたのがテレビ朝日です。そのやり方に賛否両論はあるものの、面白いコンテンツを作り続け、すばらしいものを提供し続ける部分に多くの人が共感し、賛同しています。今後もそうしたチャレンジャー精神を期待する声は多く、若い人たちの力に注目する業界関係者も少なくありません。

 

まとめ