FFとドラクエの会社!株式会社スクウェア・エニックスのココが凄い!

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こんにちは!企業の評判DBをご覧いただき、ありがとうございます!編集部のしまじろうです。今回は、株式会社スクウェア・エニックスの評判について調べてみました。

■企業の評判DBとは?

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株式会社スクウェア・エニックスは、日本のゲームソフト販売・開発会社、出版社です。商品の評判から、実際に働く社員の評判まで、広く調査してみました。

 

どんな会社!?株式会社スクウェア・エニックスを知ろう

株式会社スクウェア・エニックスは、スクウェア・エニックス・ホールディングス傘下の会社で、東京都新宿区に会社を構えています。2003年にゲーム会社大手の『スクウェア』と『エニックス』が合併したことで誕生しました。スクエニと略して呼ばれることがあります。

コンシューマーゲーム、オンラインゲーム、携帯電話コンテンツの企画・開発・販売を主要事業としています。近年では、流行しているソーシャルゲームにも大きな力を入れており、「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」などのシリーズの人気作品のほかに、新風を吹き込む新作の企画・発売にも力を入れています。

 

なぜ『スクウェア』と『エニックス』は合併したの?

『スクウェア』の大ヒット作は「ファイナルファンタジーシリーズ(通称FF)」

『エニックス』の大ヒット作は「ドラゴンクエスト(通称ドラクエ)」

「日本を代表する人気ロールプレイングゲームといえば?」と聞かれたら、多くの人は「ファイナルファンタジー」か「ドラゴンクエスト」と答えるでしょう。

「ファイナルファンタジーシリーズ(通称FFシリーズ)」は、シリーズ全タイトルの世界累計出荷・ダウンロード販売が、2017年時点で1億3,500万本を突破しています。タイトル数は合計87作品に及び、最多の作品数を有するRPGシリーズとして2017年にギネス世界記録に認定されました。まさに世界的人気を誇る大ヒットゲームです。

一方、「ドラゴンクエストシリーズ(通称ドラクエシリーズ)」は、2017年時点で、シリーズ累計出荷数と配信数は7,500万本を突破しています。こちらも爆発的ヒットを巻き起こし、その人気は世界中に広がっています。

『スクウェア』と『エニックス』の合併は、「攻めの合併」と言われています。両社のコンテンツ資産の有効活用による相乗効果を図ったのです。当時スクウェアエニックスの社長を務めていた和田洋一氏は「将来を見越しての勝ち残りのための攻めの合併だ」と表現しています。

『スクウェア』と『エニックス』が合併したことで、「ファイナルファンタジー」と「ドラゴンクエスト」という大ヒットロールプレイングゲームを、株式会社スクウェア・エニックスが一手に手がけることが可能となりました。

発売スケジュールを上手く調整し、「ドラゴンクエストシリーズ」と「ファイナルファンタジーシリーズ」を衝突させない事で、収益機会を拡大することができるようになりました。「ファイナルファンタジー」と「ドラゴンクエスト」は、同じロールプレイングゲームなので客層が被る傾向にあります。互いの発売日をずらすことで、両方の商品に手を出せる消費者を増やせるというわけです。

株式会社スクウェアエニックスはゲーム、コミック、アニメ、音楽、グッズ、カフェなどの幅広い事業に参入し、日々成長しています。2013年に松田洋祐氏が社長に就任すると、業績がV字回復しました。2017年3月期の純利益は、なんと200億円にのぼります。松田社長は「クリエイターを大事にする」という評判の良い方です。

「新生FFXIVの売上が好調」「据え置き機でのドラクエを復活させる」「FF7のリメイクを発表し、発売前から大きな話題になっている。人気作になること間違いなし」など、松田社長が就任してから非常に輝かしい功績を残しています。近年人気のソーシャルゲームにも力を入れており、時代を読み取る能力の高い方なのでしょう。

 

スクウェア・エニックスの強みは?

株式会社スクウェア・エニックスの強みは、何と言っても合併前からあった多様なコンテンツでしょう。前述でお伝えしたとおり、日本人なら誰でも知っている「ドラゴンクエストシリーズ」や「ファイナルファンタジーシリーズ」など、盤石ともいえるコンテンツをスクエニは多数揃えています。

さらに、旧来からのファンが多数ついていることにあぐらをかくことなく、社会の変動に合わせて作品が受け入れられるかどうかの調査も行った上で開発を続けています。この姿勢が長く多くの人の支持を集めている理由と考えられます。

「面白いゲームを全世界に届けることで人々を幸福にする」という企業理念を体現し続けていることが大きな強みです。

 

評判を知ろう!①採用編

株式会社スクウェア・エニックスで働く人たちの口コミや評判について調べてみました。全体的にみて、概ね”平均よりやや良い”という評価が多いように見受けられます。

ゲーム会社にありがちですが、「繁忙期には休むことができない」ということが部署などによってはあるようです。ただ、平均した残業時間や有休取得率などをみると、他のゲーム会社の平均と比べると、それよりは条件が良いようです。残業時間は少なく、有休取得率は高めとなっています。

変化の激しいゲーム業界らしく、「人の入れ替わりが激しい」ことを示唆する口コミも多く見受けられます。ゲーム会社としては安定している企業ですが、部署間の移動も含めて入れ替わりは多いように思われます。

企業文化や組織体制については、社員によって受け取り方がまちまちでした。「新しい物事に対して積極的に挑戦することを歓迎していると感じている人」と「そうでないと感じている人」が半々程度に存在します。

新しいモノへの挑戦が文化のような風潮があります。

挑戦を重んじる文化があるので主体性をもって行動する必要が歓迎されます。受動的な人には厳しいのではないでしょうか。

と新しい物への挑戦を歓迎する文化があるとしている意見がある一方で、

旧態依然とした空気が流れています。部署にもよるのかもしれませんが、とにかく考えが古い人が多いように思いました。経営理念・判断において古い考え方・体質が根強く染みついており時代の変化に対応できていません。

旧態依然とした雰囲気と、新しいジャンルに挑戦しようとする雰囲気とが混ざり合っています。

という真逆の反対意見もあります。部署によって若干雰囲気が異なっているとも考えられます。

他にもワークライフバランスへの取り組みも、良いとする意見とそうでないとする意見に分かれており、一致していません。

法令順守を心掛けている企業なのでそれなりにバランス調整出来るようになっています。“プライベートは調整しやすいです。休みのばらつきはあるものの、申請すれば基本的には取れます。

と好意的な評価がある一方、

部署とタイミングによるが、プライベートはないと思った方が良いです。

完全にワーク重視の会社です。

と、休みが少ないとする意見もあります。ただ、総じてゲーム業界全体の中では、良い方であるように見受けられました。部署によってもかなり異なっているとも考えられます。

給料も「部署によってかなり異なる」とする意見が散見されます。雇用形態でもかなり異なり、正社員、契約社員、派遣社員、嘱託社員で異なっているように見受けられます。

 

気になる商品の評判は?

株式会社スクウェア・エニックスの商品やサービスの評判についてみてみましょう。評価に関しては、作品によってかなりばらつきがあるように見受けられます。

多くの人が満足している作品もあれば、一部の人には熱狂的に受け入れられたが多くの人には良くないとされる作品、満足している人とそうでない人が半々くらいいる作品と、作品によって評価が大きく分かれています。

例えば最近発売された『ドラゴンクエスト11』は、前作の10のときと比べて、多くのユーザーから高く評価されています。

おっさんには最高でした。ドラゴンクエストの初作品から遊んでいる自分には悶絶級の面白さです。ストーリーがダントツに良かったです。ドラクエの世界はどの作品も良いのですが、本作品が最も良いと感じました。映像については同じスクエニから出ているファイナルファンタジーの方が上なのでしょうが、ドラクエらしさが出ていて音楽も映像もとにかく良いと思いました。

話がドラクエシリーズ史上最高かと思えるほど楽しかったです。一つ一つの話はどこかで聞いたような話なのですが、どれも細部にまで練りこまれていて、まるで自分がその問題を解決したような気分を味わうことが出来ます。

次から次へと展開する話に終始ドキドキして作品全体を楽しむことが出来ました。

と、多くの人が最高点に近い点数をつけています。

ただ、中には

新しい刺激や体験を求めている方にはおすすめ出来ません。グラフィックの向上に最初こそ新鮮さを感じたものの、過去作より若干良い程度で長くは続きませんでした。

良くも悪くも古臭くてやる気がしなくなりました。

という意見も少数ですがありました。シリーズものの大ヒット作でも、完全に万人に受け入れられるのは難しいと感じさせる意見です。

株式会社スクウェア・エニックスのもう一つの看板タイトル『ファイナルファンタジー15』も、同様に評価が分かれており、良いとする評価がある一方、面白くなかったとしている意見があります。

遊び方が豊富なゲームです。天下のファイナルファンタジー最新作で多様な遊び方が出来て満足しています。

慣れるまで時間がかかりますが、慣れれば面白いです。操作性の難しさを乗り越えて楽しむ価値のある作品だと思います。

と好意的な意見がある一方、

唐突で意味もなく伏線もないストーリー展開で面白くありません。ストーリーが一本道でアクションも面白く感じませんでした。

と楽しくなかったことを伝える意見もあります。人気シリーズであるがゆえ、期待値が高いので、万人が絶賛するようなコンテンツを創るのは大変困難であるといえるでしょう。

いずれにせよ、『ドラゴンクエスト』と『ファイナルファンタジー』が世界中の多くの人々を魅了し続ける大人気コンテンツであることは間違いありません。今後も面白いヒット作を沢山生み出してくれるでしょう。

 

著者の視点

さて長々と綴ってしまいました。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。それでは、これまでの考察をまとめます。

株式会社スクウェア・エニックスは、『スクウェア』と『エニックス』が合併したことで創業した会社です。合併により『スクウェア』の大ヒット作「ファイナルファンタジーシリーズ」(売上累計1億3,500万本)と、『エニックス』の大ヒット作「ドラゴンクエストシリーズ」(売上累計7,500万本)を一手に手がけることが可能となりました。これが、この会社の最大の強みです。

働く人たちの評価はあまり一致しておらず、ばらつきが大きいように思われました。新規性を追求し、歓迎するとしている意見もあれば、旧態依然としているとしている意見もみられます。ゲーム業界は変化の激しい業界であるといわれており、部署や入った時期などによって企業に対する評価が異なってくることがばらつきの原因であるのかも知れません。部署間の入れ替えや入退社などが激しいと伺わせる意見も目立ちます。

しかし、これはゲーム業界全体にいえることでスクエニに対してだけいえることではないようです。スクエニは大手だけあって残業時間の抑制や、有休取得の促進しているとする意見もあり、ゲーム業界の中では働きやすいのではないかと考えられます。

スクエニの作品に対する評価は、数々のヒット作を生み出してきた会社だけあって、良い評価のものが多数を占めています。しかし中には、賛否に分かれるもの、一部の人にしか受けなかった作品なども多く見受けられました。代表作である「ドラゴンクエストシリーズ」や「ファイナルファンタジーシリーズ」も例外ではありません。人の価値観は時代により変化し、個人差も激しいために、全員に受け入れられる作品を作るということは難しいからであると思われます。

今後も面白いゲームを世に送り出してくれることでしょう。今後の展開に注目です。