SBI証券やSBI銀行など、数多くの子会社を持つSBIホールディングスは、金融サービス業だけではなく、アセットマネジメント事業やバイオ関連事業など、幅広い事業を展開しています。
株に興味がある方の中には、SBIホールディングスが気になっている方もいるはずです。
しかし、どういった会社なのか知らなければ投資先として選ぶことはできません。
そこで今回は、SBIホールディングスの会社概要に加えて、サービス内容や口コミ評判、気になる株主優待制度についてご紹介していきましょう。
SBIホールディングスについて知りたい方や株に興味のある方、投資を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
SBIホールディングスはどんな会社?
会社概要は以下の通りです。
・会社名:SBIホールディングス株式会社
・所在地:東京都港区六本木一丁目6番1号
・設立:1999年7月8日
・代表:代表取締役会長兼社長 北尾吉孝
・従業員数:単体330人/連結19,097人(2024年3月31日時点)
・発行済株式数:自己株式を含む301,889,807株(2024年3月31日時点)
SBIホールディングスは、1999年に設立された会社で、オンライン証券や銀行、保険といった金融サービス業を中心に、アセットマネジメント事業やベンチャー企業への投資を行う投資事業、暗号資産の取引・交換を行う暗号資産関連事業、健康食品、化粧品などの開発・販売、新薬の研究を実施するバイオ関連などの次世代事業の5つの事業分野を展開し、大きく成長し続けてきた会社です。
現在では以下の5事業に変更して金融を核に金融を超える企業を実現するためにサービスの提供をしています。
・金融サービス事業
・資産運用事業
・投資事業
・暗号資産事業
・次世代事業
サービス内容をご紹介
ここからは、SBIホールディングスが現在実施している5事業をご紹介していきます。
金融サービス事業
金融サービス事業では、主に「証券関連事業」「銀行関連事業」「保険関連事業」の3つのサービスを実施しています。
保険関連事業においては、2008年から損害保険事業に携わっており、インターネットを活用したローコスト・オペレーションを実現しています。
証券関連事業
証券関連事業にはSBIグループの中核を担うSBI証券があり、2023年9月30日からオンラインでの国内株式売買委託手数料の無料化(ゼロ革命)が開始されました。口座数は2024年7月に1300万口座を超えており、世界的にも成功したオンライン証券と言えます。
銀行関連事業
銀行関連事業には2021年12月にSBIグループ入りしたSBI新生銀行と、オンライン専業銀行として日本のフィンテックの先駆けとなった住信SBIネット銀行があります。特にSBI新生銀行はグループ入りして間もないものの、SBI証券とのシナジー効果によりリテール口座数、リテール預金残高を大きく伸ばしています。また、法人部門ではグリーンボンドの発行などサステナビリティの領域におけるファイナンスの組成にも多く携わっており、ストラクチャードファイナンス分野でのプレゼンスは高まっています。
保険関連事業
保険関連事業はSBI損害保険とSBI生命保険が中核となり、オンラインでの保険販売を主な業務としています。保険商品は、株式や投資信託などの「増やす」金融商品と異なり、「備える」商品です。SBIの保険会社はインターネットを活用したローコスト・オペレーションを実現しています。
それによって、低価格の自動車保険や生命保険の提供を実現しており、多くの人々に利用されています。
生命保険事業ではインターネット申込み専用商品を発売しているだけではなく、住信SBIネット銀行の住宅ローン利用顧客向けに団体信用生命保険の提供を行っています。住宅ローンに団体保険はほとんど必須と言えますが、これもグループシナジーの好例と言えるでしょう。
資産運用事業
資産運用事業にはSBIグローバルアセットマネジメントやSBIレオスひふみ、SBI岡三アセットマネジメントなど、いくつかの運用会社があります。未公開株を組み込んだ投資信託や英国Man Groupの戦略を取り入れたヘッジファンド型の投資信託など、エッジの効いた商品に定評があります。また、今後も米国のKKRやフランクリン・テンプルトンとの提携などを通じて、プライベートエクイティへの投資や暗号資産ETFの取扱い開始など、日本では取扱いの少ない金融商品の提供を通じて、業界内で確固たる地位を築いていくと期待されます。
投資事業
投資事業ではベンチャー投資を行うSBIインベストメントを筆頭にVC事業を展開しています。日本国内外を問わず、積極的にスタートアップへの投資を行い、新しいテクノロジーの育成に力を入れています。
海外投資事業においては、成長が著しいアジア各国を中心に、有力なパートナーと共同ファンドを設立してグローバル投資事業の運用体制を築いています。
暗号資産事業
暗号資産事業では、「暗号資産取引所」「マーケットメイカー事業」2つのサービスを実施しています。
暗号資産取引所では、ビットコインやイーサリアムをはじめとした様々な種類の暗号資産を取り扱っており、貸コインサービスや積立サービスなど、投資スタイルに合わせた資産運用を行っています。
また、SBIグループの子会社であるB2C2は世界トップクラスの暗号資産マーケットメイカーです。暗号資産ETFの世界各国での導入に伴い継続的な資金流入が期待される暗号資産市場において、必要不可欠な役割を担うと考えられ、大きな収益源になることが期待されています。
次世代事業
次世代事業では、「5-ALA関連事業」「医薬品研究・開発事業」「Web3関連事業」「環境・エネルギー関連事業」といった事業分野が含まれます。
5-ALAとは新型コロナウイルスの抑制効果も検証された物質で、昨今注目を集めています。SBIグループの医薬品関連事業では、
難病の治療法や革新的新薬の創出によって社会貢献することを目指し、新薬の開発を行っています。
Web3関連事業には、メタバースやブロックチェーンといった先端技術の用途開発や市場開拓などが該当します。これらの分野においてSBIグループは日本でもトップレベルの存在感を発揮しており、今後の業界成長に伴って、Web3関連事業は大きく売り上げを伸ばすと予想されます。
SBIホールディングスに寄せられる口コミ評判をチェック!
SBIホールディングスに寄せられている口コミや評判をチェックしてみましょう。
イートレードの頃から使用していることもあって、とても使いやすい。
過去にマネックス、松井証券、株ドットコム、楽天証券などのネット証券を利用してきたが、手数料、投信数、ポイント付与など、全ての点で最高レベルであるため、ここにして損はない。
引用元:https://finance.yahoo.co.jp/brokers-hikaku/item/1/reviews
SBIホールディングスの子会社「SBI証券」に向けた口コミです。
手数料の安さやポイント付与など、サービスの多さに魅力を感じている口コミは、この他にもありました。
実際に投資をするとなれば多彩なサービスを受け取れた方が始めやすいです。
投資をこれからスタートしたいと考えているのなら、SBI証券の活用を検討してみてください。
分からない事が多い中で、分かりやすくなっているので初心者にも優しい。ネットで手続きが出来るし、同じ会社の銀行口座(住信SBIネット銀行)があれば、振り込み不要で入金出来る。小口も購入出来るし、積立も便利。私が証券初心者だからかもしれないが、証券会社はSBI証券の証券口座しか開設していないけれど不満もないし改善してほしいなどの要望もない。
引用元:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/sbi.html
こちらの口コミもSBI証券の口コミです。
投資となれば不明な点も多いはずです。
しかし、SBI証券であればネット上で手続きが可能で住信SBIネット銀行の口座があれば、入金も手軽に行えます。
負担をかけずに投資ができる点が、口コミを見てもわかるようにSBI証券のメリットだと考えられます。
SBIホールディングスの株主優待もチェックしてみよう
最後に、SBIホールディングスの株主優待制度をチェックしていきましょう。
株主優待制度は、企業が一定以上の株主を保有している株主に対して自社のサービスや製品を提供する制度を指し、自社のPRや安定株主の確保を目的としています。
株主優待制度の内容は企業によって異なりますが、ここではSBIホールディングスではSBIVCトレード株式会社の口座で暗号資産のXRPが受け取れるクーポンコード券、またはSBIアラプロモ株式会社が販売している商品セットのいずれかを選んで申し込める「選択申込券」を株主優待として提供しています。また、通常は100株保有していないと優待を受けることは出来ませんが、SBIホールディングスの株は1株でも保有していれば株主優待を受け取ることが可能です。ただし、内容は異なります。
株主優待の詳しい内容をご紹介しましょう。
保有株式数が100株以上1,000株未満または保有株式数1,000株以上+保有期間が1年未満
上記の内容を満たす株主が受け取れるのは、以下の商品です。
いずれかを選択して受け取れます。
①暗号資産XRP2,000円相当のクーポンコード券
②アラプラスゴールドEX(60個)1個・発芽玄米の底力(160g)3袋のセット
・1年以上継続保有している株主かつ保有株式数が1,000株以上
上記の内容を満たす株主が受け取れるのは以下の商品で、いずれかを選択して受け取れます。
①暗号資産XRP8,000円相当のクーポンコード券
②SBIアラプロモ株式会社が販売している下記の商品
「アラプラスゴールドEX(60個)1個」「発芽玄米の底力(160g)3袋」「アラプラス糖脂ダウンリッチ(30粒)1個」「アラプラスコンセントレートセラム1個」「アラプラスボディクリームアラピ1個」
・単元未満株式(1~99株)のみを保有している株主
上記の株主に対しては、SBIアラプロモ株式会社が販売している商品を通常価格から50%オフで購入できる割引購入申込券を1枚提供しています。
まとめ
今回は、様々な事業を展開しているSBIホールディングスについて解説してきました。
投資を検討していると、どんな企業を投資先に選べば良いのか悩む方も多いはずです。
しかし、SBIホールディングスであれば事業展開の多さや将来性など、成長を見込めるため投資先としてもおすすめできる企業です。
株主優待制度も充実した内容となっているので、新たな投資先として選択するのもおすすめです。
興味があれば公式ホームページなどをチェックして、どういった企業であるか確認してみましょう。
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