街中で自動販売機に商品を補充している人を見た経験がある方も多いでしょう。
自販機オペレーター業は、商品を補充するスタッフがいてこそ成り立つ業界です。
とはいえ、自販機オペレーター業の仕事は商品の補充だけではありません。
自動販売機に関するあらゆる業務を行い、街の人の快適な暮らしを支えてくれているのです。
今回は、自販機オペレーター業の業務内容や業界のパイオニアであるナショナルベンディング社の社長について深掘りしていきます。
* 当サイトから掲載を打診し、当メディアがライティングをしています。
藤山雄一郎氏の経歴
藤山雄一郎氏は、自販機オペレーター業をメインに手掛けるナショナルベンディング社の代表取締役社長です。
ナショナルベンディング社は、自販機オペレーター業の先駆者としてサービスを切り拓いてきたことから、自販機オペレーター業を語る上で欠かせない存在と言えるでしょう。
そんなナショナルベンディング社の社長藤山雄一郎氏は、アメリカ北東部ニューイングランド地方の最南端にあるコネチカット州にある大学「ポスト大学経営管理学部」を卒業しています。
ポスト大学は1890年に創立された伝統校です。
歴史ある大学では、数多くの研究が行われてきた他、研究成果も多く積んでいるため、幅広い学びの機会が得られるというメリットがあります。
現にポスト大学は自分の専攻分野だけでなく、芸術や科学、テクノロジー、人文学なども必須項目になっているようです。
つまり、藤山雄一郎氏は幅広い学問を学んできた人物だと言えるでしょう。
ナショナルベンディング社の社長となったのは、アメリカから帰国後、ナショナルベンディング社の常務取締役を務めてからです。
現在は、海外で培ってきた知識・経験を活かしながら企業の代表として活躍しています。
ナショナルベンディング社がメインで手掛ける自販機オペレーター業とは
では、自販機オペレーター業とは具体的にどのようなことを手掛ける仕事なのでしょうか。
文字通り、自動販売機のオペレーターであることに間違いはありませんが、その業務内容は多岐にわたります。
自販機オペレーター業の業務内容は、大きく3つに分けられます。
ここからは、自販機オペレーター業の具体的な業務内容を見ていきましょう。
・ルートセールス
ルートセールスマンは、自動販売機に商品を補充する人のことを言います。
ロケーションと呼ばれる自動販売機設置場所を計画的に巡回することで、商品が不足することを防いでいます。
しかし、ルートセールスマンの仕事はそれだけではありません。
商品を補充するのはもちろんですが、売上金回収や管理、各ロケーションに合った商品の選定、POPの設置、自動販売機周辺の掃除など、自動販売機に関するあらゆる業務を行っているのです。
営業の仕事と重なりますが、設置場所の所有者であるロケーションオーナーとのコミュニケーションも欠かせません。
・営業
当然ながら自動販売機は、売上が伸びそうな場所であれば好きに設置してもよいというわけではありません。
売上が伸びそうな場所、よく利用されそうな場所を見つけたら、その土地や建物の所有者に設置について交渉しなければならないのです。
交渉が成立したら、自動販売機を設置するために必要な準備や手続きを行うのも営業の仕事です。
交渉の際、顧客からの要望があれば、提案書や見積書の作成も行います。
また、担当している顧客への定期訪問やルートセールスマンの管理を任されることも少なくありません。
・修理や設置業務
自販機の設置や修理業務、整備作業専門のスタッフもいます。
資格を持つスタッフが、クレーン付きトラックを操縦したり、玉掛作業を行ったりして、自動販売機の設置・引上げ・移動を行います。
安全に関わる作業であるため、設置基準に則って進めていく必要がある重要な仕事と言えるでしょう。
自動販売機が故障した場合にも現場に駆け付けます。
どこに不具合があるのかを見極め、修理作業や保守作業を行うのがもう1つの仕事です。
利用者が減る中で行う自販機オペレーター業の工夫
自販機オペレーター業は陰ながら利用者の生活を支える大切な存在ですが、自動販売機の普及台数はかなり減っています。
日本自動販売システム機械工業会の調査によると、2012年に5,092,730台あった自動販売機が2023年には3,931,900台 まで減少しているのです。
これは、自動販売機よりもコンビニを選ぶ人が多いこと、国の人口が減り続けていることによるものが大きいとされています。
10年で100万台以上の減少を見て、ナショナルベンディング社を含む自販機オペレーター業はどのような工夫をしているのでしょうか。
ここからは、利用者が減る中で行う自販機オペレーター業の工夫を見ていきます。
・トータルサポート
1つ目に挙げられるのは、設置から運営管理までを1つの会社で行うトータルサポートを徹底するという工夫です。
一貫して業務を担うことで、自動販売機の管理効率が上がり、より売上向上を期待できるようになります。
また、トータルサポートは、ロケーションオーナーにとっても大きなメリットとなります。
例えば、商品の補充を担当する会社と自動販売機の修理をする会社が異なると、窓口が複数になるため、煩わしさを感じやすいです。
しかし、トータルサポートであれば、1つの窓口であらゆる不安・問題を解決できます。
・ロケーションオーナーの満足度向上
ロケーションオーナーの満足度向上を図るため、要望をしっかりと聞き取るということも徹底しています。
近年、利用者の利便性を重要視するオーナーが多くみられるようになりました。
ロケーションオーナーが儲かることよりも、利用者がお得に飲み物を購入できる環境を望むケースが増えています。
つまり、設置報酬の多さで競争をする時代が廃れつつあるのです。
昔のように「オーナーが儲かるようなシステムで競争する」のではなく、ロケーションオーナーの要望に沿うことが求められていると言えます。
ちなみにナショナルベンディング社は、福利厚生としてオフィスへの自動販売機設置などにも対応しています。
・多様な商品に対応する
求められている商品やロケーションに応じた商品を販売する自動販売機を設置するには、多様な商品に対応していなければなりません。
メーカーの自動販売機となると、そのメーカーの商品のみの取り扱いになるという欠点があります。
もちろん、その中でも多様な商品を取り扱うよう工夫している企業がほとんどです。
ナショナルベンディング社は、完全に独立した自販機オペレーター会社であるため、幅広い商品に対応しています。
例えば、大手メーカーでは取り扱いのないご当地商品などにも対応可能です。
・不具合が起こった際の迅速な対応
定期的にメンテナンスを行っていても、自動販売機に不具合が起こったり故障したりするケースはゼロではありません。
そのため、故障の連絡が入った際は、迅速な対応を行います。
ロケーションオーナーや利用者を安心させられるだけでなく、信頼度アップにもつながるからです。
信頼関係を築いておけば、新商品の提案を受け入れてもらいやすくなったり、新たな営業のチャンスが訪れたりします。
今回は、藤山雄一郎氏が代表取締役社長を務めるナショナルベンディング社のメイン事業について徹底調査しました。
自販機オペレーター業は今や多くの会社が手掛ける事業となっていますが、ナショナルベンディング社が切り開いてきたサービスでもあります。
人の快適な暮らしを根底で支える自販機オペレーター業の業務内容や工夫はいかがでしたでしょうか。
藤山雄一郎氏はもちろん、ナショナルベンディング社や自販機オペレーター業について興味を持った方は、ぜひさらに詳しくチェックしてみてください。
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