この記事では、川田工業株式会社についてご紹介します。
全国に数多くの「川田工業株式会社」がありますが、今回ピックアップしてご紹介するのはゴルフ・スポーツグローブの生産・販売を行う、香川県の会社です。
就職先や企業研究をしている方にとって、どんな会社なのか、成長性はあるのかを知ることは非常に大切です。
そこで今回は、川田工業とはどのような事業を行っているのか、代表取締役社長を務める森統則氏の人物像などについてご紹介します。
実際に働く社員の口コミもまとめているので、この記事を見れば会社の雰囲気を掴めるでしょう。
川田工業への就職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
川田工業株式会社って何の会社?
1920年創業の川田工業は、ゴルフ・スポーツグローブの生産・販売を行う老舗の企業です。
創業から半世紀もの間、手袋製造に携わり、ゴルフグローブの生産を開始したのは1967年の時でした。
これまで培ってきた製造技術を活かして作り上げた高性能・ハイクオリティのグローブは、国内だけに留まらず、世界各国の大手ゴルフ用品メーカーから人気を集めています。
そんな川田工業は、インドネシアと中国にも海外製造拠点を持っています。
グローブのメイン材料と言えるヘアーシープの生産国・インドネシアへの進出により、原材から生産までの一貫対応の実現、生産基盤を確立させたのです。
海外拠点を確立させたことで、より高機能・高デザインのグローブの研究や開発、生産ができるようになりました。
今後さらに大きく成長していく企業だと言えるでしょう。
川田工業株式会社についてさらに詳しく解説!
続いては、川田工業がどういった会社であり、どのような事業を行っているのかをさらに具体的にご紹介していきます。
概要
川田工業は1920年6月に創業、1953年5月に設立した会社です。
手袋の街である香川県東かがわ市松原1064-1に本社、東京都墨田区錦意図1-2-1アルカセントラル14Fに東京営業所を置き、代表取締役社長は森統則氏が務めています。
海外生産地は中国とインドネシア、取引銀行は百十四銀行・日本政策金融公庫・みずほ銀行・商工中金の4行です。
大型・小型裁断機11台・特殊ミシン31台・車両5台を保有し、世界各国へゴルフ・スポーツ用・ファッションブローグを提供しています。
事業内容
川田工業が手掛ける事業は、ゴルフ・スポーツ用・ファッションブローグ製造販売です。
その中でも特に力を入れているのが、オーダーメイドゴルフグローブ「ジャストフィットシステム」の運営です。
【ジャストフィットシステムのこだわり】
・自分の手にピッタリ合った1mm単位の完全オーダーメイド
・シープスキンは10色から選べる高いデザイン性
・イニシャル刺繍やオリジナル画像、キャッチフレーズプリント可能
・手袋の街である東かがわ市の職人による手作り
ゴルフグローブが手にフィットしていないと、グリップやインパクト時のズレを感じやすく、安定したスイングが難しくなります。
川田工業が提供するジャストフィットシステムは、薄さ0.5~0.7mm以内の皮だけを使用しているため、グローブを着用していないような感覚を味わえるでしょう。
また、指の長さ次第ではグローブの指先が余ったり、詰まりすぎたりして違和感がありますが、川田工業では使用者の手形からすべてハンドメイドで作成しています。
これまでの経験から培ったデータと職人の確かな技術で、使用者の手のサイズやクセに合ったグローブの製造が可能です。
採寸だけは生まれないフィット感は、他のグローブ製造企業との違いだと言えるでしょう。
川田工業株式会社の評判は?実際に働く社員の口コミをご紹介
会社概要や事業内容を通して、川田工業がどのような会社なのかを見てきましたが、より深く会社について知るために口コミもご紹介します。
実際に川田工業で働く従業員の口コミをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
“成長していける環境だと思います。いろいろな課の部長さんたちとも仕事をする機会があり、わからないことは丁寧にそれぞれの方から教えていただくことができたので、成長していけると思います。”
引用元:https://en-hyouban.com/company/10001606699/kuchikomi/714754/
川田工業は課ごとの隔たりがなく、幅広い業務に携わりながら知識を深めることができるようです。
毎日同じ業務の繰り返しでは段々とモチベーションが下がってしまいますが、色々な人と関われる環境ならメリハリを持って働けるでしょう。
また、分からないところは質問できる環境もあるため、新卒の方でも安心して働けます。
“事務で入りましたが、辞めることには一般事務として役職をやってみないかと声がかかりました。結婚のため辞めてしまいましたが、目指せると思います。”
引用元:https://en-hyouban.com/company/10001606699/kuchikomi/702781/
会社側から役職にならないかという声がかかった方もいるようです。
会社側から昇進の声がかかるのは珍しく、さらには結婚する年齢とのことであれば、20~40代ほどだと予想できます。
若い方にも役職になれるチャンスがあるのは、とても働きがいがあるでしょう。
“中小企業ですが、アットホームな雰囲気のところがよかったので長く働いていける環境だと感じます。”
引用元:https://en-hyouban.com/company/10001606699/kuchikomi/692416/
アットホームで働きやすいという意見も聞かれます。
どんなにやりがいがあっても、働きやすいか次第で長く勤められるかは変わってくるので、アットホームで優しい雰囲気なのは大きな魅力となります。
“業務の効率化を求められる環境です。和気あいあいの職場ですが、常に提案を求められます。”
引用元:https://en-hyouban.com/company/10001606699/kuchikomi/584005/
失敗を恐れず、チャレンジし続けるというミッションを掲げる川田工業では、提案力を求められることもあるようです。
新しいことを提案・挑戦をしなければ、今よりも成長はできないと考えているため、従業員にも積極性が求められるでしょう。
川田工業株式会社の代表取締役社長・森社長とはどのような人物?
川田工業は創業100年の豊富な経験を活かし、ゴルフグローブ業界における企画力ナンバーワン企業を目指して常に新しい挑戦をしています。
最後に、そんな川田工業の代表を務める森統則氏はどのような人物なのかを見ていきます。
経歴
東京で生まれた森統則氏は、早稲田大学卒業後に三井物産へ入社します。
その後、静岡県の名産「ワサビ漬け」の製造・販売を行う家業の経営に携わることになります。
都内の駅や百貨店の地下街などで販売を行っていましたが、東海道・山陽新幹線の開通により都内で静岡県の名産を買う人が激減し、会社の経営も傾きつつありました。
経営回復を目指して新しい東京土産の製造が進められ、人形焼き・おだんごなどのおみやげを製造・販売する会社へと変化していきます。
京都なら八つ橋、北海道なら乳製品など有名な品をお土産として購入するのが一般的です。
東京で有名な品は何かを考えた際に森統則氏が着目したのが、東京でキャラクター商品のお菓子を作ることです。
森統則氏は人気になるキャラクターの情報をすべて集め、その中からどのキャラクターを選ぶか、一番購入しそうな人は誰かなどを考えて商品の販売・展開をしていきます。
2002年には、日本と韓国を会場にして開催されたサッカー世界大会に合わせて、キャラクター商品の製造・販売を行い、多くの注目を集めました。
そんな森統則氏の経営手腕により、経営危機だったワサビ漬けの会社は黒字転換し、さらには2018年にはRIZAPグループの会社の製造販売会社社長として経営回復を叶えています。
鋭い着眼点を持ちながらも研究家である森統則氏は、経営のプロとしても知られています。
株式会社ザスパの新社長に就任
森統則氏は、2021年に株式会社ザスパの新社長に就任しました。
これまでの数多くの企業を経営回復させてきた手腕で、続いては株式会社ザスパの改革へと挑みます。
記者会見で森統則氏は、J2定着と安定した経営を目標とし、さらには10年以内にアジア・チャンピオンズリーグへの出場も目指したいと語っています。
経営のプロである森統則氏が今後どのような改革を行い、営業収益を出せる企業へと成長させていくのか注目しましょう。
まとめ
今回は、香川県東かがわ市に本社を構える川田工業についてご紹介してきました。
日本には数多くのグローブ製造会社が存在していますが、日本国外に拠点を持ち、世界のゴルフファーから愛用されていることから、川田工業は安定した企業と言えるでしょう。
実際に働く従業員の口コミを見ても、教育制度が充実したアットホームな企業であり、長く働ける会社だという意見が多く聞かれます。
また、代表取締役社長を務める森統則氏は、経営危機に陥ってきた会社をV字回復させてきた輝かしい手腕の持ち主でもあります。
これから先、一体どのような新商品を打ち出し、世界中のゴルフファーやスポーツ選手を驚かせるのか、川田工業から目が離せません。
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