人生にストレートな感動を 生きる勇気を ワタナベエンターテインメントの挑戦

《この記事については、アフィリエイト・取材費の提供等を目的として掲載をしています》


こんにちは!本日は芸能事務所『ワタナベエンターテインメント』について調査しました。

人気芸人が多数在籍するワタナベエンターテインメント。最近の芸人賞レースをみていると、漫才は吉本興業が強く、コントやネタ芸はワタナベエンターテインメントが強い傾向にあります。最近ですと、流行語大賞に選ばれるような「その年を代表する流行りを生み出す芸人」の多くは、ワタナベエンターテインメントに所属しています。

そんなスターを次々と輩出するワタナベエンターテインメントの秘密に迫りました。

 

歴史・沿革

ワタナベエンターテインメントは、東京都渋谷区に本社を構える芸能事務所です。芸人の事務所というイメージが強いですが、所属タレントは芸人だけではありません。俳優・歌手・タレント・声優など幅広いジャンルで活躍する人たちが所属しています。タレントの育成に長けており、子役から所属する人も多いです。

ワタナベエンターテインメントは、「ナベプロ」という略称で有名な「渡辺プロダクション系列」の芸能事務所です。2000年に渡辺プロダクションの組織改編があり、芸能プロダクションを分社化したことで、ワタナベエンターテインメントが設立されました。つまり、ワタナベエンターテインメントは、渡辺プロダクション系列の芸能事務所の中のひとつなのです。

渡辺プロダクションは、1960年代から1970年代にかけてテレビ番組制作を独占していました。「渡辺プロなくしては歌番組やバラエティ番組は作れない」と言われるほどの影響力がありました。その成長の裏には、創業者の渡辺晋氏の熱い想いがありました。

渡辺晋氏は、自分自身もジャズ・ミュージシャンという芸能に携わる仕事をしていました。今でこそ芸能人というと「スター」という立ち位置ですが、戦後間もない頃の芸能人はまだまだ偏見や差別の目でみられることも多かったのです。低いギャラでの酷い扱いをされるケースも多く、芸能事務所が勢力を誇るまでの間、芸能人は芸能の道で生きていきたければ、ときに辛酸をなめる必要がありました。

渡辺晋氏は、芸能人の待遇改善と地位向上を目的として、タレントに仕事先を見つけ、出演料の一部を受け取ることだけであった芸能プロの仕事を変革します。これが渡辺プロダクション創設のきっかけです。

渡辺プロダクションは、レコードやテレビ番組を自社で制作することで、レコードの売上や番組制作費が自社に入るようにしました。これは現在では当たり前のことですが、当時こういった芸能事務所はありませんでした。渡辺プロダクションが今日の芸能プロダクションの礎を築いたのです。

現在では、渡辺プロダクション以外にも多くの大手芸能プロダクションが創設されました。そのため、渡辺プロダクションは以前ほどの巨大勢力ではありません。しかしながら、渡辺プロダクションは日本を代表する大手芸能プロダクションの中のひとつとして、芸能界に大きな影響力を及ぼしているのです。

 

事業内容・強み

ワタナベエンターテインメントの事業内容は、アーティストの発掘育成とプロデュース、イベントやライブ舞台の企画制作、テレビラジオ企画政策、ファンクラブ運営、デジタルコンテンツの政策企画、著作権ビジネスです。

ワタナベエンターテインメントの強みとなっているのが、個性的なタレントを多数抱えていることでしょう。例えば人気番組『世界の果てまで行ってQ』で目覚ましい活躍をしているイモトアヤコさん。

”しょこたん”の愛称で親しまれており、声優・タレント・女優とマルチな活躍をしている中川翔子さん。「どこみてんのよーーー」で一世風靡した芸人の青木さやかさん。大食い女性タレントのギャル曽根さん。演技力の高さとイケメンで知られている城田優さんなど、所属タレントの活躍ぶりをあげるときりがありません。

ワタナベエンターテインメントは、タレントの「育成」だけでなく「発掘」にも力を入れています。未来のスターを育てるためのオーディションを積極的に展開しており、毎年何名もの所属タレントが一気にスターダムをのし上がっていきます。「誰がブレイクするかわからない」、ワタナベエンターテインメントは金の卵の宝庫です。

 

採用面の評価

次に、ワタナベエンターテインメントの採用系の口コミや評判を検証してみましょう。中立的な立ち位置で正当に調査を行うため、インターネット上の採用系掲示板「カイシャの評判」から良い評価も悪い評価もピックアップしました。

まず、ワタナベエンターテインメントの給与に関する口コミをみてみましょう。

新卒入社で8年ほどで460万円前後

転職組のマネージャーの場合は、3年~5年で350万円~400万円ほど

新卒入社で35歳管理部門になると500万円前後

契約社員にも一応ボーナスが出る。しかし、業績の影響をうけやすいため、ボーナスの金額は毎年異なる。

などという意見がありました。芸能プロダクションは、タレントのギャラが注目されますが、それを支える社員やマネージャーの給与平均は350万円程度のようです。また、業界の影響を受けやすく、人気タレントが多く所属すればするほど、ボーナスという形で社員にも還元されます。

次に労働時間や休暇制度に関する口コミです。

仕事に対する責任から残業することには抵抗感がない

土日や祝日などの休日出勤は当たり前になっており、休日は振替休で対応している

という声が多くなっています。テレビやラジオなど時間通りにならない世界で仕事をしているため、一般的な休日には休めないことが多く、振替休日で対処しなければならないという現実があるようです。

これは仕事柄致し方ないと思います。テレビやラジオが土日放送しないということはありえないので、芸能プロダクションで働きたいという人は予め覚悟しておく必要があるでしょう。休日返上の覚悟がない人は志すべきではありません。

その他にネガティブな意見として「飲み会が多い」という否定的な意見が多くみられました。

飲み会が多く時間を有効活用できていない

先輩の飲み会につきあわされて体力的にきつい

仕事柄、飲みの付き合いが多い職場であるといえるでしょう。社員は芸能人ではありませんから、特に飲み会で面白いことを求められることはないと思います。飲みの場が嫌いでなければ楽しめるのではないかと思います。

飲み会のせいで時間が有効に使えないという人は、自社の社員だけの飲み会であれば、仕事が忙しいときは上司に断って途中で抜けたり欠席させてもらったりしてもよいと思います。

キャリアアップは実践主義のようです。研修会は少なく、大事なことは現場で学びます。

スキルやキャリアアップするためのトレーニングや研修会は少なく、基本的に実践しながら学ぶ環境であるため、入社するとすぐに先輩について一緒に仕事をします。

研修会としてはバラエティーやドラマなどの現場を回って特徴を知る、著作権について講義を受けるなどが主です。

部内の情報は会議を通じて共有し、部署を超える場合は飲み会で行うため、体育会系の印象があるかもしれません。マネージャーの場合は早いうちから複数のタレントマネージを担当することもあります。

 

視聴者からの評価

ワタナベエンターテインメントの商品やサービスに対して、ブログやSNSではどのようなことが書かれているのでしょうか。

ワタナベエンターテインメントで最も熱いタレントのひとりが、タレントのイモトアヤコさんです。日本テレビ系列の人気番組「世界の果てまでイッテQ!」にて体当たりキャラクターとして様々なチャレンジを行なっており、「登山シリーズ」では毎回視聴者らの度肝を抜いています。

「登山シリーズ」の放送後は、毎回イッテQ登山部について細かく触れたブログが乱立し、イモトアヤコさんの人気ぶりがうかがえます。イモトアヤコさんのInstagramは、なんとフォロワー130万人超えを達成しており、日本人ランキングとしては56位(2017年3月時点)を達成しました。

また人気芸人と言えば、ブルゾンちえみさんを取り上げないわけにはいきません。2017年に登場し、またたくまに人気女性芸人の地位を確率したブルゾンちえみさん。大方の予想を裏切って一発屋では終わりませんでした。

ブルゾンちえみの新ネタやセリフについて詳細に触れているファンのブログでは、動画付きでネタの面白さを解説されており、お笑い番組に疎い方でも関心を持てる内容に仕上げています。

ブルゾンちえみさんのあるファンの人は、「言ってることと見た目のギャップが大きいが本気度を感じる、謎の巨匠感がある、常に脇に男性2人がいて独自性を生み出している、今までの女性芸人にはない新しさを感じる」と斬新なネタ構成やキャラ設定に陶酔しています。

ワタナベエンターテインメントには、番組MCができるタレントも多く所属しています。TBS系ひるおびの恵俊彰さん、日本テレビ系シューイチの中山秀征さん、フジテレビ系列のネプリーグのネプチューンなどたくさんのタレント層を抱えており、多くの長寿番組を支える原動力となっています。これらのタレントのMC力には定評があり、多くの視聴者から愛されています。

ワタナベエンターテインメントの商品やサービスは、間違いなく所属タレントの個性や魅力にあります。お笑い芸能人にもワタナベエンターテインメントの社風が影響したのか、独特のゆるさと表現力を持っており、バラエティー番組や情報番組を中心に存在感を放つなど、タレント力と企画力の強さが光ります。

 

総括

1960年代に誕生したワタナベエンターテインメントは、テレビの黄金期で先頭を走りました。渡辺プロダクションなしではテレビやラジオは作れないと言われた程です。現在では、昔ほどの巨大勢力ではなくなりましたが、今も日本を代表する大手芸能事務所のひとつとして確固たる地位を築いています。

ワタナベエンターテインメントには、イモトアヤコさんやブルゾンちえみさんなどの人気バラエティータレントを多く所属しています。タレントの育成だけでなく発掘にも長けた事務所です。また、司会進行に定評なるMCができるタレントを多数揃えており、バラエティー系や情報系番組に強みを持っています。

ワタナベエンターテインメントの採用系の口コミや評判を検証すると、マスコミ業界らしく残業や土日休日があるのは当たり前になっており、その分を振替休日で対応しています。また給与体系は、社員の平均が350万円~400万円、管理職で500万円前後となっています。

社員は、タレントのギャラのような高い給与がもらえるわけではありません。また、社内研修は少なく、スキルは実践(現場)で学ぶことが多いので戸惑うことも多々あるでしょう。臨機応変な能力が求められる職場です。

部署を超えた情報交換のため飲み会をしている、先輩から飲み会に誘われやすい環境になっており、コミュニケーション能力のある方に向いていると考えられます。マネージャー業を務める場合は、若い頃からタレントマネージを担当する機会もあるため、芸能界に憧れている人にとって魅力ある職場といえるでしょう。

ワタナベエンターテインメントは、テレビや芸能界の裏側で働きたい人に最適な職場です。メディアの空気に触れながら働くことで刺激的な毎日を過ごせるでしょう。