かんぽ生命保険は終身保険や学資保険など、幅広い保険商品を提供している保険会社です。
歴史ある会社で、非常に大きな顧客基盤を有しています。
保険の加入や就職、転職を検討している方もいるでしょう。
しかし、その際には企業についてよく理解しておくことが大切です。
今回は、かんぽ生命保険の概要や他社との違い、提供している保険商品をご紹介していきます。
就職を検討している方に向けて、働く環境や社員からの口コミ評判もまとめているので、かんぽ生命保険について理解したい方は、ぜひチェックしてみてください。
Contents
かんぽ生命保険はどんな保険会社?他社と異なる部分はある?

かんぽ生命保険は、日本郵政グループに属している生命保険会社です。
元々は、1916年に簡易生命保険事業として創業し、簡易生命保険を提供していました。
その後、2007年の郵政民営化を経て株式会社かんぽ生命保険として様々な保険商品を提供しています。
他社との違いとしては、窓口の多さが挙げられ、個人と法人向けに商品やサービスを提供しています。
かんぽ生命の窓口は以下のとおりです。
- 郵便局の窓口:20,348ヶ所
- かんぽサービス部(リテール営業拠点):623ヶ所
- かんぽ生命保険支店:82支店
また、全国の郵便局や支店を通じ、あたたかみのあるサービスを長年提供し続けるかんぽ生命では、現在、日本の総人口の約15%に相当する約1,807万人もの加入者がいるそうです。
会社概要は以下のとおりです。
- 社名:株式会社かんぽ生命保険
- 代表:取締役兼代表執行役社長 谷垣 邦夫
- 本社所在地:東京都千代田区大手町二丁目3番1号大手町プレイスウエストタワー
- 資本金:5,000億円
- 従業員数:18,427人(2024年3月31日時点)
かんぽ生命保険が提供している保険をチェック!

ここからは、かんぽ生命保険が提供している保険商品について解説していきます。
いずれの保険にも特約を付加することが可能です。
【終身保険】
保障が一生涯続く保険です。
万が一のことがあっても家族に生活費を残すことができ、老後に備えた保険としても活用できます。
保障プランは、自分に合ったものを選べます。
・定額型
保障が一生涯変わらない特徴があり、老後まで安心が続くプランです。
・ばらんす型2倍
働き盛りの時の保障が老後の2倍になっており、老後の保障を抑えることで保険料の負担が軽減されています。
・ばらんす型5倍
働き盛りの時の保障が老後の5倍になっているプランです。
老後の保障を抑えて保険料の負担を軽くしています。
・お楽しみ型
保障を受けながら生存保険金を受け取れるプランです。
老後のために資金を備えたい方におすすめです。
【養老保険】
老後の生活費やマイホームを購入するための資金、教育資金など、将来のために備えられる保険です。
目的に合わせて保障期間を選べるため、計画的な資産形成も可能になります。
・新フリープラン(短期払込型・2倍保障型・5倍保障型・10倍保障型)
新フリープランは万が一の時に備えつつ、満期時に保険金を受け取れるプランです。
短期間の払い込みで受け取りたい方や、保険金額をより多く受け取りたい方向けにプランが分かれています。
・かんぽにおまかせ(満期タイプ)
40歳から加入できるプランで、健康面に不安がある方でも加入することが可能です。
【定期保険】
毎月かかる保険料の負担を減らしつつ、大切な家族のためにお金を残せる保険です。
かんぽ生命保険の「新普通定期保険」は保険料の負担を抑えながら万が一の時にも備えられるプランになります。
さらに安心感を得たい方には特約保障をプラスすることで、基本契約では難しいリスクにも対応できるようになります。
【学資保険】
子どもや孫の将来のために、お金を計画的に準備できる保険です。
・はじめのかんぽ「大学入学時」の学資金準備コース
大学の受験費用や大学の初年度納付金、一人暮らしを始める際の初期費用などを中心に貯めておけるコースです。
・はじめのかんぽ「小・中・高+大学入学時」の学資金準備コース
大学の受験費用や大学初年度の納付金、一人暮らしの初期費用に加え、小・中・高の入学時に必要な費用も合わせて貯めておけるコースです。
・はじめのかんぽ「大学入学時+在学中」の学資金準備コース
大学に入学後もお金はかかってくるものです。
こちらのコースでは毎年の学費や学生生活の諸費用、仕送りする場合の費用などを前もって準備しておけます。
【長寿支援保険】
余裕のある老後を送るために、最大30年間年金が受け取れるタイプの保険です。
万が一亡くなってしまった場合、保険料払込総額が大きく下回らないよう、保証期間も設けられているので安心です。
金融犯罪に注意が必要!

近年、金融犯罪の手法や手口が巧妙化していることから、金融犯罪に巻き込まれる方が増えています。
事例の中には、郵便局やかんぽ生命保険の従業員を名乗ったり、委託された会社を装って勧誘を行い、保険料名目による金銭要求や、保険証券などを取得しようとするというものもあります。
このような勧誘行為は一切行っていないことをかんぽ生命保険でも呼びかけており、万が一そのような勧誘行為が行われた場合は金融犯罪に巻き込まれている可能性が高いです。
また、犯罪防止などの観点から訪問による現金の取り扱いも差し控えています。
どうしても現金の取り扱いが必要なケースでは、かんぽ生命保険所定の保険料領収書を渡されるので受け取ってください。
金融犯罪に巻き込まれたと感じた時は、かんぽ生命保険のコールセンターに相談してみましょう。
かんぽ生命保険の働く環境や社員からの口コミをチェック!

実際にかんぽ生命保険の働く環境がどのようになっているのか、気になる方も多いでしょう。
そこで、働く環境や社員からの口コミをご紹介します。
【働く環境】
かんぽ生命保険は基本的に完全週休2日制で、年間休日は120日以上になります。
有給の取得率も96.0%と高く、休みやすい環境になっていることがわかります。
有給は1日単位ではなく1時間単位で取得することが可能です。
福利厚生も様々な制度・諸施設が用意されており、例えば財形貯蓄制度や社宅、レクリエーション施設などが利用できます。
また、諸手当も扶養手当や通勤手当、住居手当、超過勤務手当などがあります。
職場自体は本社や全国各地の事業所などになるため、それぞれで若干働く環境は異なるでしょう。
【働く人の口コミ評判】
“他社を知らないが、女性が働きやすいのは間違いないと思われる。育休・産休を取って、復帰する人たちがたくさんいる。本社でもそういう人たちがかなりいる。育児や出産を理由に辞めたという話は聞いたことがない。”
引用元:https://jobtalk.jp/companies/24593/answers/7027983
かんぽ生命保険は育休・産休も取得できる点や、1時間ごとに有給を取得できる点などから女性にとって働きやすい職場になっています。
原則として1日8時間・1週40時間勤務になっていますが、勤務場所によっては変形労働時間制が適用される場合もあるので、子どもがいても安心して働けるでしょう。
また、休みの取りやすさからワークライフバランスに優れた職場で働きたい方にもおすすめです。
“定年まで頑張れば退職金は多いと思われるまた、キャリアチャレンジ制度で本社で数年勤務することもできるやる気がある人はチャレンジできる環境がある”
引用元:https://jobtalk.jp/companies/24593/answers/6997592
キャリアチャレンジ制度を活用して、本社勤務に挑戦することもできます。
地方から本社に異動して働きたい方にとってはおすすめの制度です。
誰にでも挑戦できる権利が与えられているのは、働く人にとっても嬉しいポイントと言えるでしょう。
“社内研修や外部講師による研修など、様々な研修がある。新入社員研修や中途社員研修もしっかり有る。資格取得の補助金がある。”
引用元:https://en-hyouban.com/company/10095805356/kuchikomi/11109163/
口コミにもあるように、かんぽ生命保険は手厚い研修体制が用意されています。
研修体制が用意されていることで、未経験者であってもまず学んでから実務に取りかかれるので安心です。
また、資格取得時の補助金などもあることから、キャリアアップを目指すことも可能です。
まとめ

今回は、かんぽ生命保険の概要や他社との違い、提供している保険商品、実際に働いている人の評判などをご紹介してきました。
かんぽ生命保険では、全国の郵便局などの窓口を通じて、お客さま一人ひとりに寄り添った商品やサービスの提案をするなど、あたたかみのある働き方ができます。
また、働く環境も、休日の取りやすさや豊富な福利厚生、チャレンジできる制度などが整っており、働きやすいという評判が多く見られました。
保険業界で働いてみたい方は、ぜひかんぽ生命保険も候補の1つに加えてみてはいかがでしょうか?
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