企業の評判DBをご覧いただき、ありがとうございます!編集部のしまじろうです。今回の「企業の評判DB」は、株式会社良品計画をピックアップしてみました。
企業人の評判DBとは?
企業の中で働いている「人」を「企業人」と定義しています。社長や役員はもちろんのこと、役職がない方まで幅広く「企業人」にフォーカスして評判DBを作る企画です。
株式会社良品計画といえば、「無印良品」という人気ブランドでおなじみの会社ですね。会社の歴史や働いている社員の評判などを調査してみました。
会社概要・歴史は?
株式会社良品計画は、1979年設立の無印良品ブランドで商品を開発・製造・販売を行っている小売業者です。
1977年にスーパーマーケットを展開する西友がプライベートブランド「無印良品」を開発して販売したことが嚆矢となっています。1989年には西友から独立して完全子会社となり、「無印良品」を販売するのに特化した企業へと生まれ変わりました。
西友で販売を開始した無印良品は、関連会社の西武百貨店など徐々に販売網を広げます。現在では阪神百貨店やファミリーマートなど日本全国の多数の店舗で取り扱われています。近年の活動内容は日本国内だけでなく、海外にも支店を多く展開する試みが実施されています。
事業内容・強みは?
株式会社良品計画の事業内容の強みは、なんといっても「無印良品」です。存在感ある「無印良品ブランドのラインナップを広く取り扱っている」ことが挙げられます。
「無印良品」というブランドコンセプトが示すノーブランドの発想を原点に、多くの人が心地良いと感じる衣服、使い易くて誰が使っても違和感を感じない生活雑貨、健康に良い飲料や食料などを展開し、定番となる商品を多く抱えています。
「無印良品」ブランドの中には、時間をかけて定番商品となったものもあれば、時代の波を考慮した新製品が発売されることもあります。さらに、初めは人気がなくても、改良を重ねて人気になる「無印良品」の商品も輩出しています。
社員からの評判は?
次に、良品計画で働いている社員や元社員の口コミをみてみたいと思います。
全体的に社員からの評判は概ね良好です。給料や待遇以外の評価は悪くないようです。給料や待遇に対しては小売業全体で高くないのですが、良品計画でも例外ではないようです。ただ、小売業界全体としては比較的良い部類に入ると考えられます。
組織文化や企業風土に関してはやや縦割りで、伝統的な日本企業の特色が強く残っているようです。良くも悪くも、社風はおっとりしているとの評価をみかけます。
全体的にのんびりした雰囲気があります。急がなくてもネームバリューのおかげである程度売れます。本社勤務の社員は無難にことを荒立てなければずっとやっていれば長く働ける環境です。トップダウンで降りてきた指示で焦って企画が動くこともあります。
仕事にスピード感は感じられず、新しいことにチャレンジしたいとの想いが強い人には物足りなく感じる風土かもしれません。良くも悪くも決まりきった仕事を多くこなす必要があり、それを評価する文化があります。
規則を守れば昇格していくような環境なので、ゆったりと長く働く環境としては良いです。
と、良くも悪くも伝統的かつ典型的な日本企業だとする意見が多く見受けられます。
堅実で一歩一歩少しずつ進んでいくような性格の人には向きますが、次から次へと挑戦する人には向かない組織文化であると考えることが出来ます。まったりした企業文化と関連してか、ワークライフバランスへの姿勢も比較的良好であると見受けられる内容となっています。
シフト制で土日は休めないことが多いが、残業はほとんど有りませんでした。
定休は固定にすることが出来、プライベートと仕事のバランスを調整することが簡単に出来ます。
休日出勤はほとんどありません。
とあまり否定的な意見を見かけません。しかし、その反面、とにかく残業をたくさんしてもいいので給料を稼ぎたいという人にとって、物足りない環境であるとも考えられます。
給料はあまり高いと感じていないとする意見が多くあります。
法令遵守意識が高く残業代はしっかり出ますが、元々の水準が低いために高いとは思えません。
仕事が忙しい割には時給換算すると低いと思います。
と労働に対して給料が高いとは思えないとする意見が多くあります。しかし、
他の小売業と比較すると良い方ではないでしょうか。
正社員としての給与としては申し分ないと思います。
と、給料は決して悪くないという評価がないわけではありません。
商品の口コミは?
無印良品の商品やサービスは評価は高く、ほとんどの商品が大きな満足度を誇ります。無印良品の商品が、多くの人に受け入れられている証拠です。
バブル崩壊後も一貫して売り上げ規模を伸ばし続け、関連会社以外にまで広く取り扱われているだけのことはあります。コンセプト通り、「無難で人を選ばず誰でも使える商品が多い」という評価が人気の理由のようです。
しかし、中には失敗だったとする商品もあるようで、あえて「使ってみてがっかりした無印良品の商品」を挙げているサイトがある程です。しかし、このようなサイトが立ち上がる程、無印良品の商品は多く人に興味を持たれている証拠であるともいえると思います。
無印良品ブランドは多岐に亘りますが、シンプルさを高く評価する意見を多くみかけます。
飽きのこない洗練されたシンプルさが特徴的で魅力的なのが無印良品です。
無印良品のシンプルな布団やシンプル機能のシンプル家電は、既存の個性化を図るというそれまでの常識を打ち破りスタンダードな商品として認識されています。
などは最たる意見だと考えられます。
食品の多くもそれまでのイメージを崩さないシンプルさがウケているようです。
いちごのじゃむパイは、甘酸っぱいジャムとしっとりとしたパイ生地がマッチしていてとても美味しいです。一つ一つが個別に包装されているので、ちょっと小腹がすいた時に利用できるのが良いです。
ブールドネージュシリーズは、丸く焼き上げられたクッキー生地には粉砂糖がかけられていて、その名の通り、雪玉のような見た目です。見た目通り美味しいと思います。
などと評価されています。
しかし、全ての商品で良いと評価されているわけではなく、あまり良くなかったとするものや評価が分かれているものもあります。評価がわかれている商品をあえて挙げると、「コスメ関連商品」は意見が良い悪いで半々くらいにわかれていました。
商品は悪くないと思ったが、値段相応だとは思いませんでした。値段をしっかり確認して購入すればよかったです。
とする意見がある一方で、
店頭で常に不足するくらいの人気商品でとても吸引力があり良いと思いました。
肌の調子がとてもよくなりとても満足しています。
と全体的に満足している人とに分かれます。
どの商品もお客さまの声を反映して作られヒットしているとされています。無印良品がアナログの時代からこの姿勢は変わっていないようで、この姿勢がいつまでも継続してファンを生み出す原動力なのかもしれません。
まとめ
株式会社良品計画で働く社員の多くは、急激な変化のある組織環境ではなく、どちらかというとゆっくりと変化する文化であると感じているようです。
また、給与水準は高いとはいえないものの、悪いと感じるほどではなく、小売業界のなかでは良いとの評価が多く見受けられます。実際、口コミを参考にしたデータや公表データを見ると、給与水準は標準以上となっているので悪くはないと考えられます。
また、ワークライフバランスの取り組みは、残業時間や有休取得率の高さから比較的良い方であると思われます。全体的な満足度は悪くありませんが、急激な変化を望む人や常に刺激を求めているような人にとっては物足りない環境ではないかと思われました。
無印良品の商品やサービスは長い間顧客を増やし続け、年々売り上げを順調に伸ばしており、特に目立って評判が悪い商品はほとんど見かけません。ほとんどの商品が5段階評価で3以上であり、2や1がついているものが少ないように思われます。
ブランドコンセプト通り、無難で万人に好まれる商品を顧客の声を取り入れつつ、商品開発に取り組み展開している結果が出ているのかも知れません。近年では無印良品の商品は海外でも販売されており、海外でも順調に売り上げを伸ばしています。
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