株式会社プラセスは、モノづくりの企業として世界でチャレンジを続けています。
自動車関連やOA機器、エレクトロニクス分野で、プラスチック部品の金型設計から製造、組み立てまで手掛けています。
本記事では、株式会社プラセスの会社概要や事業内容に加え、社員の自己成長につながる教育体制や海外勤務の実態、働きがいについて詳しくリサーチします。
実際に働いている社員の口コミ評判もご紹介しますので、株式会社プラセスや、モノづくりの仕事に興味のある方は、ぜひ参考にしてください!
Contents
株式会社プラセスの事業内容

世界6ヵ国・13拠点で事業を展開
株式会社プラセスは、日本の自動車産業の中心地である愛知県に本社を構えています。
1977年の設立から約半世紀の歴史を持ち、国内のアジア、欧州、中米の世界6ヵ国・13拠点で事業を展開しています。
2024年4月1日現在の従業員数は、国内190人、海外2200人で、国外のグループ会社を含めた連結売上高は200億円を超える優良企業です。
世界の自動車メーカーに部品が搭載
株式会社プラセスは、自動車生産に欠かせない高精度の金型やプラスチック部品を製造できる優れた技術力と、グローバル供給が可能な生産体制を有しています。
他者にはない競争優位性に対する自動車メーカーの評価は高く、世界一の生産台数を誇るトヨタ自動車では、50%以上の車種に部品が搭載されています。
メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲン、フォード、ゼネラルモーターズ、テスラなど海外の完成車メーカーに直接部品を供給するメーカーとも取引し、業界のリーディングカンパニーとして大きな存在感を発揮しています。
1000分の1ミリの緻密な金型製作に対応
株式会社プラセスが多くの自動車メーカーに信頼されている理由は、金型内に流し込んだ樹脂などの動きを見る流動解析や3DCADを駆使し、1000分の1ミリ単位の緻密な金型製作に対応しているからです。
自動車生産は効率化が進んでおり、これまで複数の部品で組み立てていたユニットは、1つの部品に集約されるようになりました。
部品の形状が複雑化する中、株式会社プラセスはプラスチック部品の金型設計から製作・成形・プレス・塗装・組み立てまで、さまざまな技術を複合させた一元的な製造体制を整えています。
株式会社プラセスは、OA機器やエレクトロニクス分野の樹脂金型や成形品、プレス部品の組み立て販売も行っており、大手の電機メーカーや電気部品メーカーとの取引関係も構築しています。
株式会社プラセスが掲げるビジョンと社訓

株式会社プラセスは今後の経営戦略として、2032年に売り上げの20%を自社開発の製品とする中期目標を立てています。
目標達成に向けては、長年にわたり磨いてきたプラスチック技術を活かし、住宅の内装用壁タイルや窓用補助錠、防犯砂利・蓄光防犯砂利の販路拡大に力を入れています。
「planning(計画)」と「success(成功)」を組み合わせた造語を社名とした株式会社プラセスの社訓は「計画即実行」です。
「お客様が成功を収めるお手伝いをする」という企業姿勢を貫き、取引先の信頼を集めることができているのは、社員一人ひとりの意識と能力が高いからなのでしょう。
株式会社プラセスの職場環境は?社員の口コミ評判をチェック!

教育体制について
株式会社プラセスの口コミ評判を調べていると、実際に働く社員へのインタビューが掲載されている記事を見つけました。
プラセスには、社員個人の成長を喜び、全力で応援してくれる企業風土があります。
一例として、私が中国から帰国後、2024年3月に開催された技能競技会へ参加したときのことです。海外赴任中も日本の工場と密に連絡を取っていたとはいえ、7年間日本を離れていたにもかかわらず、就業時間中に競技会の練習時間を取ってくれたり、有資格者の先輩が技術指導をしてくれたりと、会社が一丸となって私を応援してくれました。
結果は、成形技能士として最優秀賞を獲得。
皆さん我がことのように喜んでくれて、お祝いの言葉をたくさんいただきましたし、社長からも直接「おめでとう」と声をかけられ、うれしかったですね。
目標に向けて皆で力を合わせて進んでいこうという雰囲気が、私のモチベーションにつながっています。
人間関係の良さ、チームで働くことを重視していることが魅力だと感じています。
上司や先輩がセミナーの受講を勧めてくれたり、資格取得のアドバイスをしてくれたり、チーム全体、会社全体でレベルアップしていこうという雰囲気なので、働きやすいですね。
引用元:技術職から管理職へ!佐藤さん、船江さんに聞くプラセスの魅力とは 【公式】株式会社プラセス – 「kai」口コミ・評判へ回答するポータルメディア
一方で、ネット上には以下のような口コミも。
「人を成長させようという社風はない。」
「教育体制は充実しているとは言えない。」
「内部の教育体制や満足度向上の取り組みが皆無。」
ですが、上記のインタビュー記事からも分かる通り、実態は全く違うようです。
株式会社プラセスでは、資格取得やスキルアップへの支援など、社員の成長を促す環境がしっかりと整っています。
これらの取り組みに加えて、女性のライフバランス、リーダーシップ研修、トヨタTPS研修、モチベーションアップ研修のほか、各種技術の習得などについても学べるそう。
また、「職場の教養」や「社員教育デイリーウェブ」などの通信教育を実施し、業務関連の強化やOS教育も受けられるようにしています。
外部セミナーでは、東海理化学園の生産技能教育77講座などの受講が可能で、技能・技術・知識のレベルアップをサポートしており、受講希望者が現れるのを待つのではなく、各工場に希望者がいないか都度打診し、積極的に参加するよう呼びかけています。
さらに、国家資格取得支援では、機械加工やプラスチック成形、機械・プラント製図、機械検査などに関する資格取得に向けた外部セミナーや補助セミナーの受講が可能です。
その他にも、品質管理検定やビジネスキャリア検定への挑戦も推奨しています。
このように、さまざまな研修や資格取得支援を通じて社員の成長をバックアップする姿勢が、株式会社プラセスの大きな強みです。働く環境として安心感があり、スキルアップを目指す方にとって理想的な職場と言えるでしょう。
海外勤務について
日本の規模の割に海外展開が早く、海外の経験をしたい人には、持って来いな会社だと思います。退職してからも海外展開が進み、若い時から海外の仕事も任せてもらえる土壌があったと思います。まずは、国内で技術を磨いて海外に挑戦すれば、良い経験になるでしょう。
引用元:プラセスの転職・採用情報|社員口コミでわかる【転職会議】
大手の人材バンクの紹介で入社試験を受けました。中小企業でありながら海外に進出しており、幅広い仕事ができると思い入社しました。仕事内容としては、思った通りで海外との取引等の幅広い経験ができました。会社が若いこともあり、若い年齢から比較的責任ある仕事に就けるのでキャリアを積むには良い会社かと思います。若いうちに良い経験ができたと思います。
引用元:プラセスの転職・採用情報|社員口コミでわかる【転職会議】
社員がグローバルな舞台で活躍できるのも、世界中に取引先を持つ株式会社プラセスならではの魅力でしょう。
株式会社プラセスの海外駐在員が携わる業務内容は、技術指導や製造・工場管理、経営などです。
技術担当者や主任、課長、部長、工場長、取締役の社員が赴任する可能性があります。
赴任期間は3~6年間です。5年間以上の駐在については、本人の意向を面談で確認した上で決定しますが、自ら希望して海外に2回赴任した社員もいます。
2023年までは、毎年3名の海外駐在員を新たに決めていました。しかし、2024年からは2名増やし、世界への扉が拡大しています。
2008年に大学を卒業し、営業職として入社した社員は、2017年から2022年までの5年間タイに赴任した際、過去最高の営業成績を残したことが評価され、帰国後は国内の営業部長代理にキャリアアップしました。
海外駐在員には、家賃、海外所得税、日本食材輸送費(メキシコ・ルーマニア)、帰任赴任の荷物運搬費用の全額会社負担や、通勤用の社用車(乗合あり)提供、海外赴任手当と赴任帰任支度金の支給を行い、高い志を持つ社員が快適に働けるようサポートしています。
働きがいについて
目に見える箇所の部品を作っているので実際の車両をみるとやりがいは感じる。
引用元:プラセス 「社員クチコミ」 就職・転職の採用企業リサーチ OpenWork
自分が作った部品が完成品に組み込まれ、多くの人々に利用されるというのは、誇りや達成感を得られる素晴らしい経験ですよね。
このような仕事環境は、ものづくりに関心がある人にとって非常に魅力的だと感じました。
比較的若い頃から仕事を任せられました。給料は安かったですが、仕事のやりがいは感じられました。基本的に自分で困難を打開する必要がありますが、良い経験として今も役に立っております。また、海外にも積極的に進出しており、海外出張などの経験もできました。
引用元:プラセスの会社の評判・口コミ|転職・就職の採用企業調査はエンゲージ 会社の評判
若い頃から責任ある仕事を任されるのはとても嬉しいですよね。
海外出張などの国際的な経験を通じて視野を広げる機会にも恵まれているのは、自分自身の成長にもつながると思います。
希望をすれば、自分が行いたい業務に携わることができます。
引用元: 現職社員へのアンケート結果 | 【公式】株式会社プラセスが口コミ・評判に回答 – 「kai」口コミ・評判へ回答するポータルメディア
株式会社プラセスは「適材適所」の人員配置を徹底し、社員一人ひとりの仕事のモチベーションを高めていることがわかります。
実際に、株式会社プラセスの人事は、個人の特性と今後のキャリア形成、活躍が期待される職場、遂行業務を踏まえて決定しています。
毎年3月と9月に実施している個人面談、個人考課の表には「転属希望」欄などを設け、社員が自由に記入できるようにしています。
記入された事項に対しては、上司が必ず回答するようにしており、万一未回答のまま最終評価会議に上がってきた場合は、社長が自ら回答します。
これまでにも、製造から営業などへの転属希望を叶えた例があり、社員のキャリア形成や仕事への意欲を大切にしています。
株式会社プラセスのまとめ

株式会社プラセスは、高度なプラスチック技術を強みに、グローバルで通用する事業を展開しています。
地球環境の保護も目指し、持続的な社会の実現に貢献しようとしている姿勢は、モノづくりに関わる企業の模範と言えるでしょう。
新卒、中途を問わず、日々の仕事を通して自己成長を目指したいという方にとって、株式会社プラセスは最適な企業のひとつです。
あなたの人生を豊かにするキャリアの第一歩を踏み出すためにも、この機会に採用情報をチェックしてみてください。
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