長野県飯田市に本社を構えている夏目光学は、飯田製作所から誕生した会社です。
「ヒカリ」を通じて未来を創造していますが、どのような事業を中心としている企業なのかわからない方もいるでしょう。
この記事では、夏目光学の会社概要や特徴に加えて、口コミや評判についてもご紹介していきます。
夏目光学について知りたい方、働いてみたいと考えている方は参考にしてみてください。
Contents
夏目光学の会社概要

最初に夏目光学の会社概要をみていきましょう。
会社概要
・社名:夏目光学株式会社
・本社:長野県飯田市鼎上茶屋3461
・電話番号:(管理本部)0265-22-2435
・設立:1947年(昭和22年)4月7日
・創設者:夏目哲三
・代表者:細江国彦
・資本金:6,000万円
・事業内容:高精度光学レンズ素子(オプティクス)の開発・製造・販売、光学設計および光学ユニットの開発・製造・販売
・従業員数:260名(2024年12月現在)
沿革
夏目光学は、1947年4月に現在の名誉会長である故夏目哲三氏がメッキをメインとした飯田製作所として設立しました。
1956年には工業所と称してレンズの製造に着手し、工場を現在の長野県飯田市鼎上茶屋に移転しました。
1967年には東京営業所を設け、首都圏の営業を盛んに行い、事業を拡大していきます。
1985年に夏目光学株式会社に改名後、様々な光学レンズの製造を手掛けてきました。
創業77年(2024年時)経過した現在も、生産技術の分野から、世界に貢献できる事業を常に続けています。
夏目光学の職場環境は?口コミ評判を紹介

夏目光学で働いている従業員の口コミを紹介します。
どんな職場環境なのか気になっている方は参考にしてみてください。
”残業手当、深夜残業手当、休日残業手当など法律で支給が定められている手当は支給される。それ以外に通勤手当、扶助手当、役職手当等がある。”
引用:https://en-hyouban.com/company/10105921650/salary/
給与や年収に関する口コミです。
基本給や残業代の他に、通勤手当や扶養手当があるのは、従業員の経済的な負担軽減につながりますね。
役職が付けば、さらに年収アップが期待できることがわかります。
”女性で管理職の人は数えるほどしかいない。力仕事と汚れる事の多い製造現場では男性中心であるが検査、検証、事務方は女性が多く
活躍している。育休休暇はあります。”引用https://en-hyouban.com/company/10105921650/20/
製造と聞くと男性のイメージが強いかも知れませんが、夏目光学では女性も管理職に就いていることがわかります。
また、女性の活躍を応援する女性研修も実施されています。
育休があるということは、定着率なども高いと予想できるでしょう。
育休後に仕事に復帰できる環境があるのは、女性にとって働きやすい職場といえますね。
製造現場はクリーンな環境での業務や、最新の加工機を操作しての業務など様々な現場があるようです。
職場環境の実態は?

ここでは、夏目光学の仕事となる適応分野について解説します。
半導体製造
半導体は、現在の小型高性能の電子機器に欠かせないものです。
夏目光学はそのなかでも、露光装置に使われている非常に精度の高いレンズを加工しています。
半導体露光装置は世界で最も精密な機械と言われています。
レーザー加工
近年、レーザー加工に用いられているオプティクスの精度に加えて、耐久性についても良質なものが求められています。
加工用途に適した技術の需要も高くなっているなか、夏目光学は多様な素子製造技術と光学設計の知恵を加えて要望に応えています。
X線・先端科学
一般的なレンズでは操れないX線ですが、夏目光学の次世代X線ミラーによって、X線を集光することが可能です。
放射光施設などで使われており、世界先端の研究を支えています。
分析・医療
内視鏡などの撮像光学系や、眼科医療機、レーザーメスなど医療分野でも光は重要な役割を担っています。
血液検査や微細なウイルスの分析などにも光は使われています。
徹底した品質管理によって、100%の品質を保持しているだけでなく、製造においても細心の注意を心掛けています。
光通信
情報通信の技術進歩において、世界的なインフラ配備が急速に行われています。
長距離でも大容量の情報を伝達できるようにするのは「ヒカリ」の存在であり、ここには様々な光学部品が用いられています。
夏目光学では、FTTx用途においての部品供給で高いシェアを誇ってきました。
映像
現在、4Kや8Kといった高精細映像の撮影を行うには、ひずみのないレンズが必要です。
滑らかな表面品質を保持するには、最新の研磨技術が必要です。
夏目光学では業務用レンズや業務用プロジェクター用光学部品などのオプティクス開発においても積極的に取り組んでいます。
センシング・自動車
自動車の先進運転技術をはじめとした革新は日々進んでいる分野です。
安心できる暮らしのためにも、必要とされているのが「ヒカリ」の存在です。
夏目光学では、センシングだけでなく、車のエンジンやエネルギー変換過程の機械内部構造を見える化する基礎研究を行っており、最先端のものづくりを支える役割を担っています。
航空・宇宙
宇宙彼方の惑星観測、人工衛星からの観察など、学術研究では「ヒカリ」の活動が幅広く取り入れられています。
夏目光学では、オプティクス開発を通じて宇宙開発においても技術力で支えられるように研究に取り組んでいます。
夏目光学は、常に光の新しい可能性を視野に入れた装置の開発に携わっている会社です。
未知の分野であってもレンズと光の可能性を追い求め、豊富な知識や経験とチャレンジマインドの精神で開発を成功に導いて未来を切り開いていくことを目指しています.
夏目光学ではどんな社員が活躍しているの?

夏目光学では、レンズや光の可能性を追求しながら働いている社員が多くいます。
ここでは、夏目光学で活躍している入社年数の若い社員をご紹介します。
インターンシップで入社を決意
・入社:2019年
・所属:製造本部設備課
インターンシップで体験したことに加えて、資料を通じて様々なことに挑戦していることを知りました。
将来性を感じたので入社を決意し、現在は主にガラス研磨を行っています。
CAD/CAMでプログラムを作ってから研削や研磨をしています。
高校生の時に少し勉強したCAD/CAMですが、入社後に詳しく学びなおしたことで仕事に生かせるようになりました。
現場では新規製品の加工が多くなりますが、自分で工程からプログラムまでを考え、製品が誕生した時に達成感があります。
過去には確認不足で失敗をした経験もありますが、ミスをした場合に自分だけで改善策を考えるのではなく、上司も一緒に考えてくれるので安心して仕事ができます。
社内の雰囲気をきっかけに決めました
・入社:2020年
・所属:品質管理課品質管理係
入社前に職場見学に行きました。
社内の雰囲気が明るく楽しそうに感じたことに加えて、社員の方が真剣に作業している姿勢を見て一緒に働きたいと思って入社しました。
現在は製品の検査業務をしていますが、検査した製品を上司にチェックしてもらっています。
振り分けた製品の良品と不具合品が正しく分けられるとやりがいやモチベーションになります。
日々、精度があがっていくのも嬉しいです。
最初は仕事を覚えるのが大変でしたが、自分の目標に向かって頑張ることが大切だと考えています。
文系でも楽しく働けます
・入社:2020年
・所属:テクノロジーセンター 技術製造課技術製造2係技術製造2係
会社説明会の時に精度の高い加工のための道具を作るという内容を聞いて興味を持ったのがきっかけです。
現在は素材加工と平面研磨を中心に行っていますが、レンズの外径を決める計算もしています。
高精度なレンズを取り扱う機会がほとんどなので、難しい作業もたくさんありますが、1人で仕事ができるようになった時にやりがいを感じます。
ここまで成長するまでには確認を怠るなどの失敗もありましたが、先輩が一緒に改善策を考えてくれたことで変なプレッシャーもなく仕事が楽しめています。
数学が中心の仕事に思われがちですが、文系でも入社して勉強する機会があるので問題ありませんでした。
まとめ

ここまで夏目光学株式会社についてご紹介してきました。
夏目光学株式会社は、創業当初はメッキ処理を行っていましたが、現在は「ヒカリ」を専門とする事業に取り組んでいます。
解決できない問題に対しても積極的に取り組む姿勢を持ち、無限の創造力で製品を提供していることから業界でも注目されている存在であるのは間違いないでしょう。
働いている社員のモチベーションも高く、やりがいを感じている方が多くいることも口コミや評判から伝わってきます。
今後、発展が期待できる企業なので、想像力を形にしたい方、ものづくりが好きな方は夏目光学株式会社をチェックしてみてください。
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