明治時代から変わらず受け継ぐ、NECの「ベタープロダクツ・ベターサービス」の精神

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こんにちは!本日は、日本電気株式会社(NEC)について取り上げたいと思います。日本電気株式会社と言われてもピンと来ない人もいるかもしれません。むしろ、略称の「NEC」という言葉の方が、CMに使われており馴染みがあるという人も多いと思います。今回は日本電気株式会社(NEC)の事業内容や歴史などに迫りたいと思います。

 

NECの歴史

まずは、日本電気株式会社(NEC)の会社概要・歴史・沿革などをご紹介します。日本電気株式会社(NEC)は、東京都港区に本社を構えています。設立はなんと明治までさかのぼります。1899年に設立されました。設立当初は、日本と米国が共同出資する日米合弁会社としてスタートしていました。戦前は電話交換機などの製造を行い、1928年には昭和天皇の即位大礼の写真をファクシミリ通信させたことで有名となります。その後、住友財閥に経営を委託したことで一時期は住友通信工業という社名にもなりました。戦後は、真空管や半導体・マイクロ波通信装置・光ファイバー等を開発した他、日本初として衛星通信地球局に高感度受信装置を納入しています。直近の活動内容は、2016年7月に自社の普通株式の9割をレノボ社に譲渡し、それに伴い200億円の売却益を計上しています。

 

NECの強み

NECの主な事業内容は、通信・電気機器を利用した業務です。システムプラットフォーム事業・テレコムキャリア事業・パブリック事業・エンタープライズ事業など、通信・電気機器を利用した業務を幅広く手掛けています。NECの強みは、50年以上に渡って積み上げてきた海外事業ノウハウや、日本からのガバナンスと現地法人とのネットワークによって、各地域や各国にビジネスノウハウを持つNEC拠点網を構えることができる点です。これにより、日本企業のグローバル事業展開やそれに伴う様々な要求に対応することができ、あらゆる企業の海外進出をトータルサポートすることができます。

 

NECで働く人々の声

NECの口コミ・評判を、転職サイトや就活サイトなどの評価から検証していきます。

●福利厚生面においては、大企業だけあって完備されていて特に女性社員への配慮が充実しており、出産・子育てによる産休・育休が完備されてしています。ただ、提携している様々な施設は割安で利用することができますが、その分人気が高く施設によっては常に予約取れない状況です。各種保険などの契約では企業割引がきくので、他の企業と比較すると働きやすいと感じています。

●技術・分析・企画・計画・マネジメント・能力開発など、様々な分野における教育制度や研修制度があります。海外企業と異なり、基本的には会社の負担で研修が受けられるようになっており、スキルアップへの意欲が高い人は、積極的に研修に参加することによって成長することが可能です。

●福利厚生においては他社よりも優れており、サービス残業や無給の休日出勤などはきちんの規制されているので、社員のモチベーションも維持されています。会社として社員の努力を認めてくれており、与えられた仕事に対して真剣に、積極的に取り組むことで昇級することも可能となっています。希望の部署ややりたい仕事などがある場合には、現在与えられた職務をきちんとこなし希望を伝え続けていれば、いずれは実現させることが可能な風土があります。

大企業ほど研修制度や福利厚生が充実している傾向にありますが、NECもその一つです。クライアントとなる企業のグローバル化をサポートするためには、あらゆる面で高いスキルが必要となります。そうした人材を1人でも多く育てていくためには、充実した研修制度設け社員が積極的に研修に参加できるシステムを構築する必要があります。NECでは、海外企業とは異なり研修に掛かる費用は会社が負担してくれるため、スキルアップを目指す社員は積極的に研修制度を利用しているようです。

休暇については、大企業だけあり比較的多いようです。国民の休日は全て休みとなっている他、ゴールデンウィークは基本的に9連休となります。更に、NEC特有の休日も設けられていたり、有給休暇についても理由があれば取ることができる環境が整っているようなので、周囲の目を気にすることなく有給休暇を利用することが可能です。中小企業の場合には、人員不足などで思うように有給休暇を取ることができなかったり、取れたとしても他の社員の目が気になるといったケースも多くあります。NECのような大企業では、このような心配はないので社員はとても働きやすいと感じます。

 

NECの利用者の声

NECではパソコンなども提供していますが、実際にNEC製品を利用しているユーザーの評価はどうなっているのでしょうか?口コミサイトから検証してみましょう。

●高校を卒業すると同時にNECのLaVie(ノートパソコン)を購入しました。重さが1kg以下なので持ち運びがしやすい他、スピーカーもYAMAHAサウンドシステムなので良い音で音楽が聴けます。液晶画面もキレイで、動画やDVDも快適に見ることができます。USBの差し込み口は4つあり、スマホなどの充電をしながら他の作業も行えとても便利です。ただ、これはLaVieに限ったことではありませんが、余計なプログラムやソフトが多すぎます。使わないのであれば削除すれば良いのでしょうが、どこまで削除して良いのかがよく分からない為、そのまま残しています。

●自宅でのPC作業のためにNECのLaVieを購入しました。仕事先でもNECのPCを使っていたこと、人気PCランキングでLaVieが上位にあったこともあり、購入を決めました。多少のカスタマイズを加えたものの、新しいモデルでもすんなりと使うことができました。4列テンキーがあるため数字入力もしやすい他、メモリも8GBあるので快適に使っていました。ところが、購入後1年程経過して補償期間が切れた頃、システムトラブルでPCが起動しなくなった為NECのカスタマーサービスへ電話をしました。オペレーターからの操作指示で回復を試みましたができず、修理が必要と言われました。修理費用が6万程、修理期間は1週間程度と言われ、なおかつデータの取り出しは別料金ということでした。仕事で使用しているので他に方法が無いかと聞いたところ、「ありません」「できません」の一点張りでした。オペレーターの対応に気分を害したので、修理依頼はせずに電話を切りました。その後、インターネットなどで検索して自分で修理することができましたが、サポートサービスのはずなのに修理ありきのような対応をされたことにとてもガッカリしました。
NECは2015年の春モデルから、それまでVALUETARという名前で提供していたデスクトップ型PCが、全てノート型PCのLaVieというブランド名に統一されています。ここではノートPCの評判を掲載しましたが、全体的に利用者の評価は低い傾向にあり、ある口コミサイトの総合評価は5点満点中3.1点に止まっていました。

サポートセンターのオペレーター対応においては、担当したオペレーターによって違いがあるのか、また修理をさせる方向へと導く指導がされているのか定かではありませんが、評価はあまり良くありませんでした。全てのオペレーターがこのような対応をしているのではないことは承知していますが、1人でも対応が悪いと会社全体のイメージダウンに繋がり兼ねないと感じます。

 

総括

NEC(日本電気株式会社)は、日本屈指の電気機器メーカーでもあることから、そこで働く社員の研修制度や福利厚生は非常に充実しています。実際、社員の評判では研修制度も技術面から分析・企画・マネジメントなど様々なコースがありとても充実している為、スキルアップに効果的という内容が多く投稿されていました。また、社員の休暇に関する投稿もあり、休暇が多くて有給休暇も取りやすい環境にあるのでとても働きやすいという投稿もありました。能力の長けた人材を育成させていくためには、社員が働きやすい環境を整えることがとても重要であり、NECはそうした環境がしっかり整っていると感じました。

NECでは現在ノート型とデスクトップ型の2タイプのパソコン「LaVie」を提供していますが、LaVieに関する評価は他社のPCメーカーと比較して少々低い評価がなされていました。初めてPCを購入する人達からは比較的高い評価を受けていますが、長年利用している人からはあまり良い評価は得られていないように感じました。
サポートセンターの対応についての評価では、横柄な対応をとられたユーザーからの投稿が寄せられており、投稿数はそれほど多くなかったため一概には言えませんが、こうしたオペレーターの対応が企業全体のイメージを落とす結果となることは確かだと思います。