唐突ですが、皆さん…
キーネットワークという会社からスカウトの電話が来たことはありませんか?
ちなみにキーネットワークは「スカウト企業」です。
恐らく、ほとんどの人は転職にリスクを感じ、まともに話を聞かないままその場で断っているかと思います。
スカウトについてネガティブな固定概念が先行するのは、
- 概要を把握していない
- そもそもメリット自体が想像できない
- 転職を考えていない
といった心理状況が大きく関係しているのでしょう。
以上を解決するには、
「スカウトの目的や移籍までの流れを把握し、理解を深める」ことが必要です。
そこで今回は「キーネットワーク」について、
- サービス概要
- 流れ
- 求める人材像
を中心に記事を進めていくので、同社に興味があるだけではなく、「スカウトって何??」と疑問を抱いた方にも是非読んでいただきたいです!
Contents
キーネットワークのサービス概要
キーネットワーク株式会社は2012年11月に設立され、東京都中央区銀座に本社を持ちます。
ヘッドハンティング・スカウトを行う関連企業の実績やノウハウを活かし、独自の手法で人材スカウト(※)サービスを展開しています。
(※)クライアントとなる企業が求める人材を転職市場から探し出し、スカウトによりクライアント企業とマッチングさせるサービスです。
キーネットワークは年間数万人に及ぶ優秀な人材の情報収集を行っており、クライアント企業と推奨された人材のニーズに叶ったマッチングが可能です。
企業の成長には優秀な人材の確保が重要ですが、育てるためには膨大な時間やコストがかかります。
スカウトなら余計な時間やコストをかけることなく、即戦力となる人材を確保できます。
また、スカウトを受けた側も新しいことにチャレンジでき、給与や待遇面なども今以上に良くなる可能性があるでしょう。
キーネットワークのサービスの流れを紹介
キーネットワークではどんな流れでスカウトが行われているのでしょうか?
この項目ではサービスの流れをご紹介していきましょう。
スカウトの依頼
人材を求めるクライアント企業からスカウトの依頼が来ます。
キーネットワークの場合、まずは関連企業を通じて依頼が来る形となっています。
依頼が来たらクライアント企業とエージェントとの面会となり、求める人物像のヒアリングが行われます。
このプロセスも関連企業のエージェントが行う形となっています。
リサーチ&アポイント依頼
ここからキーネットワークが本格的に動き出します。
クライアント企業が提示した条件を基にリサーチし、該当する人材を探していきます。
見つかったら今度はアポイントを取る必要があるので、キーネットワークからスカウトしたい人材に電話し、面談の了承や日程・場所の相談などが行われます。
面談
無事にアポイントが済んだら、ホテルラウンジなど指定された場所で面談です。
キーネットワークの役割はここで終了し、再び関連会社のエージェントがスカウト対象者との面談及びヒアリングを担当します。
面談ではクライアント企業の概要説明と共に、スカウト対象者の今後のビジョンや要望などをヒアリングしていきます。
クライアント企業との面会、移籍
スカウト内容に興味を持った場合、再び日程を改めてクライアント企業の経営者や経営陣と会うことになります。
経営者や経営陣と直接面会を果たし、そこで最終的な判断をすることになります。
クライアント企業に魅力を感じればそのまま移籍しても良いですし、納得がいかないのであれば断っても構いません。
断ったからと移籍を強要してくることはないので、安心してください。
対応している業界の動向や求められている人材像
キーネットワークは人脈をたくさん持つ人々とパートナー契約を結び、そこから優秀な人材の紹介や情報を得ています。
現時点でパートナー数は全国で1,300人を超えており、強力なネットワークを保有していることになります。
契約パートナーの分野も多彩であるため、様々な業界・分野でのスカウトが可能なのです。
対応している業界・分野が多いので、いくつかピックアップして業界動向や求める人材像をご紹介しましょう。
建設、不動産業界
東京オリンピックに向けて業界は全体的に好調が続いています。
マイナス金利の継続により住宅ローンは低金利が続いており、積極的な融資が行われています。
相続税対策として不動産投資の需要も高く、施工数が増える一方、慢性的な人手不足が懸念されているようです。
住宅業界では主に営業職と店長・所長クラスに需要があります。
営業職なら販売実績と店舗ランキングが上位10~30%の実績を持つ人物が求められています。
店長候補は店舗マネジメントの経験者でなければなりません。
物事を顧客目線で考えることができ、創意工夫や不断の改革と改善ができる人物が理想的です。
不動産業界の場合は、プレイングマネージャークラス以上の仕入れ担当に需要があります。
「住宅建物取引資格」を持ち、富裕層や法人役員クラス、投資家と交渉できる力が求められます。
案件例
以下、建築・不動産業界の案件例です。
戸建設住宅営業、業務改善を伴うマネジメント
設立年 | 1990年代 |
本社所在地 | 関西 |
従業員数 | 50~100名 |
売上高 | 50~100億円 |
人材に求める条件 | 部長クラス、年収~1,500万、想定部下数2~15名 |
営業部強化
設立年 | 1990年代 |
本社所在地 | 関西 |
従業員数 | 500~1000名 |
売上高 | 500~1,000億円 |
人材に求める条件 | 年収~1,100万 |
情報・通信業界
eコマース分野はスマホの利用者拡大の背景を受け、スマホ関連事業は好調が続いています。
SNSに関しては収益源が多様化しており、ゲームや決済サービスなど総合的に展開する企業が増えました。
インターネット業界は採用に関してとても意欲できであり、CxOクラスやWebディレクター、Webプロデューサー、制作SE、営業など幅広いポジションで即戦力となる人材が必要とされています。
ソフトウェア業界ではプロジェクトマネージャーの不足から、機会損失が生じてしまうケースが多いようです。
そのため開発経験があり、マネジメント力に優れたプロジェクトマネージャーに需要があります。
案件例
以下情報・通信業界の案件例です。
新規ゲームタイトルの企画開発
設立年 | 2000年代 |
本社所在地 | 東京都 |
従業員数 | 100~300名 |
売上高 | 100~300億円 |
人材に求める条件 | 部長クラス、年収~1,900万、 |
医薬品業界
薬局は店舗数が拡大しており、過当競争状態が続いています。
最近はコンビニや家電量販店の中に調剤薬局が併設されたり、鉄道会社との提携で駅ナカや駅チカに出店したりするケースが増え、新しい価値の創造を目的に異業種との提携に積極的な様子です。
またドラックストアでは調剤薬局にシフトする動きが増えています。
厚生労働省は調剤薬局の過多を見て、2025年までに数を半数以下に減らすと発表しており、業界再編が注目される業界と言えるでしょう。
今後、店舗の整理統合なども考えられるので、マネジメント能力を持つ薬剤師や管理薬剤師にニーズがあります。
厳しい局面が予想されるので、厳しい環境でも生き残るために必要なスキルを見極められること、危機感を持って取り組める人物が理想的です。
マネジメント実務の経験者や経営企画能力、分析能力を持ち、問題点を明らかにし、改善まで導ける人材が必要です。
同時に医師など医療従事者と話ができるスキルもあると重宝されます。
案件例
以下、医薬品業界の案件例です。
営業マンの教育等マネジメント
設立年 | 1970年代 |
本社所在地 | 東京都 |
従業員数 | 50名未満 |
売上高 | 5~10億円 |
人材に求める条件 | 部長クラス、年収~1,500万 |
まとめ
現状に満足している人はスカウトやヘッドハンティングにリスクを感じますが、スカウトを受けたことに誇りを持っても良いでしょう。
キーネットワークに情報を提供している契約パートナーは能力を認めている人しか推薦しないので、スカウトを受けた人は一定の評価を受けた優良人材であると言えます。
そのネットワークからリサーチされているので、キーネットワークから電話が来た人は優良な人材であると同時に、企業に求められている人物であることを示しているわけです。
最初は鬱陶しさを感じるかもしれませんが、上司や先輩、友人、知人から高く評価されている証拠なので、誇りを持ちましょう。
現状に不満がある場合は一度話を聞いてみるのも良いでしょう。
会社に押し掛けてくることはなく、ホテルラウンジなど落ち着いた場所での面談となるので周りにばれる心配はありません。
自分には合わないと思う案件なら断ることも可能です。
スカウトを受けるメリットは、思わぬ企業や仕事との出会いが待っていることでしょう。
各業界に精通したエージェントからのスカウトなので、経験や能力に応じて自分では選択しないであろう会社や分野で活躍できる可能性があります。
自分では気付けなかった才能が引き出され、新しいことにチャレンジするきっかけが生まれ、現状よりも大きくキャリアアップできるかもしれません。
自分の新しい可能性を見出してくれると考えれば、キーネットワークは魅力的なサービスではないでしょうか?
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