ドクターズ代表取締役社長兼CEO柳川貴雄はなぜユニークなサービスを生み出せたのか?病院に務める現役医師の知見を活かすスキームを構築

柳川貴雄病院アイキャッチ
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柳川貴雄氏は、病院や企業などの医療DX化を支援するドクターズ株式会社の代表です。

この記事では、柳川貴雄氏の経歴やドクターズの会社概要・事業内容、ユニークなサービスを生み出した背景について解説します。

ドクターズは、現役の専門医であるエキスパート医師®専門医を中心とした現役医療従事者とともに、病院や医療・ヘルスケア関連企業のデジタルヘルスや医療DXの総合支援を行う企業です。

現役医師の知見を活かした医療とITを融合したユニークなサービスは、どのような背景で誕生したのでしょうか?

今回は、柳川貴雄氏の経歴やユニークなサービスを生み出した背景についてご紹介します。

柳川貴雄氏のプロフィール・経歴

柳川貴雄プロフィール

まずは柳川貴雄氏がどのような人物なのか、プロフィールや経歴からご紹介します。

プロフィール

柳川貴雄氏は、1981年9月生まれで、出身は大阪府大阪市です。最終学歴は信州大学医学部医学科卒業となっています。

在学中は全日本学生テニス選手権に出場しており、全国ベスト8に輝いています。

2009年に信州大学附属付属病院にて初期研修課程を修了し、脳神経外科専門医と指導医資格を取得し、大学病院や総合病院で10年間程勤務していました。

脳神経外科の専門医として、これまで2500例以上の脳外科手術を執刀した実績がある人物です。

脳神経外科専門医時代は、全米屈指の病院であるアメリカのメイヨークリニックやカリフォルニア大学サンフランシスコ校、マイミア大学、トロント大学等に医学留学しており、世界的な医療知識・技術も身に付けています。

経歴

柳川貴雄氏は、医療・ヘルスケア分野で起業や社団法人を発足しています。

2016年4月に社団法人 在宅健康管理を促進する会を発足し、日本で初めて医師による遠隔見守り事業に着手しました。

同年10月には社団法人 IoMT学会を創設し理事を務め、現在も評議員理事として活躍しています。IoMT学会は医療とIoTの活性化を目的に創設され、IoMTの普及に努めています。

そして、2018年には株式会社ZAIKENを創業し、日本初の遠隔IoT連続心電図システムのを開発および医療機器認証取得に成功しました。

さらに日本国内の200以上の医療機関、30以上の取引先企業とのネットワークを構築しています。

ネットワークは医師会や意思協会、医師協同組合等にも広がり、全国規模でネットワークの構築し、事業を展開していました。

2019年10月からドクターズ株式会社を設立し、専門医との連携をもとに新たなデジタルヘルスインフラとなるプラットフォーム事業をスタートさせています。

2023年11月には、公益財団法人 柳川育英財団を創設し、理事長を務めています。全国の医学生に奨学金の給付を行っており、医療における社会貢献活動にも注力しています。

現在もドクターズ株式会社の代表取締役社長兼CEOを務め、医療・ヘルスケアのDX化を支援しています。

柳川貴雄氏が代表を務めるドクターズ株式会社とは?

柳川貴雄氏が代表を務めるドクターズ株式会社はどのような会社なのか、会社概要をご紹介します。

  • 社名:ドクターズ株式会社
  • 設立:2016年9月26日(事業開始2019年10月21日)
  • 代表:代表取締役兼CEO 柳川 貴雄
  • 本社所在地:東京都港区芝公園2-3-6 PMO浜松町II 5階
  • 資本金:2,538,985,000円(資本準備金も含む)
  • 事業内容:医療DXを事業領域に事業開発関連の総合ソリューションの提供

ドクターズは、現役の専門臨床医による医師ネットワークを構築し、テクノロジーと組み合わせて、各企業や団体に向けて医療・ヘルスケアのDX化を支援しています。

支援は、サービス分野の専門スタッフとエキスパート医師がチームに参画してプロジェクトチームを組んで行われるのが特徴です。

医療現場の未来の変革を望む700人以上の臨床医師が「エキスパート医師®」としてドクターズと連携しています。

独自の医師ネットワークは形式的な登録ではなく、現役医師で臨床経験がある、新しいデジタルヘルス事業について前向きである、などの、ガイドラインと基準を設けて築いています。

また、各分野の専門医が集結することで、継続的かつ適切なタイミングでプロジェクトに参加し、支援する体制を実現しています。

ドクターズ株式会社の事業・サービス内容

ドクターズ事業内容

ドクターズでは、ヘルスケアサービスにおける開発支援・流通支援・活用支援まで一貫してサービスを提供しています。

具体的な事業・サービス内容は以下のとおりです。

開発支援

医療DXコンサルタントが診療科・エキスパート医師とともに、事業企画・設計・開発・臨床試験をトータルで支援し、事業開発・改良に関する悩みの解決を目指します。

開発支援として、Doctors Hub™(ドクターズハブ)とDX Platform(DXプラットフォーム)の2つのサービスを運営しています。

Doctors Hub™は、エキスパート医師と医療DXコンサルタントでチームを組み、企業のデジタルヘルス開発を支援するサービスです。

企画・開発支援をはじめ、既存デバイスのクラウド化・サブスク化する事業化支援、病院・クリニックでの臨床研究の実施・医療機器認証取得支援など幅広くサポートしています。

DX Platformは、医療DXアプリやDXサービス、医療データ管理用プラットフォームなどの構築や運営を支援するサービスです。

プロダクト開発やオンライン診療サービス、デジタルヘルスマーケティング支援など様々なプラットフォームの構築に対応しています。

流通支援

ヘルスケアサービスのプロモーションに悩む企業に向けて、医師や医療機関に直接アプローチできる独自のWEBシステムを活用し、マーケティング・営業活動を支援しています。

流通支援として、Doctors Next®(ドクターズネクスト)を運営しています。

Doctors Next®は、全国511万の病院・診療所などの医療機関と1832万人の医師意思へ直接アプローチできるマーケティングプラットフォームです。

多数の医師で組織された編集チームを運用し、最新の医療現場に必要な情報を医師目線でコンテンツ化して、デジタルヘルスサービスの拡販を支援しています。

活用支援

ヘルスケアサービスを患者に届けるために必要なシステムの構築・デザイン・提供、医療機関のDXに特化した運用人材などを支援しています。

活用支援として、Doctors Station®(ドクターズステーション)とMedical Strategy(メディカルストラテジー)の2つのサービスを運営しています。

Doctors Stationは、一般企業・団体などオンラインでの医療支援を必要とする人々に向けて、デジタルヘルスサービスをまとめて提供するプラットフォームです。

全診療科に対応しており、初期相談や問診、診療など本格的な医療サービスをオンラインで提供できるようになります。

Medical Strategyは、医療機関のDXを実現するためのプラットフォームです。

医療機関専属のDX推進スタッフであるDX事務長と、それを支えるメンバー・オンライン医療チームによる人的支援を提供しています。

デジタルヘルスサービスのシステム導入だけではなく、管理部門の業務効率化、オンラインでの広報・宣伝など、様々なソリューションを組み合わせて継続的に支援しています。

柳川貴雄氏がユニークなサービスを生み出した背景

柳川貴雄氏は、長きにわたって信州大学附属病院を中心に様々な医療機関でて地域医療に携わってきました。

脳神経外科専門医として活躍する中で、超高齢化社会に向かっているにも関わらずデジタル医療・デジタルやヘルスケアサービスが未だに普及されておらず、医療現場と医療に関わる企業の間に大きなハードルが生じていることを感じていました。

特に医師研修医時代に過ごした長野県は、医療体制に対して高齢者の割合が多い医療過疎地域であり、少ない医療人材リソース人数で何とか医療現場は支えられている状態でした。

その様子を見て、この状況を変えたいと考えるようになったそうです。

そこで独自のデジタル医療・ヘルスプラットフォームケアを構築し普及し、デジタル医療時代現場の革新を目的に、現役医師の知見を活かしながら、医療とITを組み合わせた幅広いサービスを構築しました。

柳川貴雄氏も長年医療現場で経験を積んでおり、その経験や培われた知識は、業界や現場で本当に求められるサービスの開発・提供において強みになっています。

今後も医療分野のさらなる発展と、真に医療現場とテクノロジーが融合し、人々の命が救われる世界の創造を目指して、事業に取り組むとしています。

まとめ

柳川貴雄氏は脳神経外科専門医として多くの手術・治療に携わっており、医療現場の実態を熟知しています。

医療のDX化が推進されていますが、その実現に課題をかかえる医療機関や医療関連企業・団体は少なくありません。

そんな医療機関や企業・団体のDXを支援し、今の時代に合った良質な医療サービスが提供できるように、ドクターズを設立し、幅広い課題に応えるサービスを展開しています。

デジタル医療・ヘルスサービスケアの普及は今後も重大な課題と言えるので、ドクターズや柳川貴雄氏の動向に注目してみてはいかがでしょうか。